現地コーディネーターの「私の好きな台湾」
![“オレンジ色の憎い奴”的な、強烈な夕日が照り付ける夏の終わりの台北。街全体が美しい茜色に染まります。MRT永春駅周辺のオフィスから撮影。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/5/1280wm/img_e5c22d0e812321db9be10ef29ecf9a6e235173.jpg)
台湾で生活を始めてから間もなく20年。これだけ長い年月を台湾で過ごしているので、「この店のこのメニューが好き」や「この場所のこの景色が好き」などなど、数々の「私の好きな台湾」があります。
今回は、個人的な好みの部分が強くなってしまいますが、自分なりのとっておきの台湾を紹介します。
自由に台湾旅行ができるようになった際には、ぜひ皆さんも足を運んでみてください。
#01 果貿社區
インスタで人気となった摩訶不思議な写真が撮れる場所
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/9/1280wm/img_d9c82fdf7b4f475b7b59fde13b4c9ce8137913.jpg)
南部・高雄にある、日本で言うなら公団的な円形型の一般団地なのですが、まるで魚眼レンズで撮影したかのような写真が撮れるので、インスタ映えスポットとして人気です。
建物の間にある公園の真ん中から空を見上げると、上のような写真が撮れます。できるなら、寝っ転がって撮ったほうが、より不思議感を演出できます。
![ハワイのシェラトン・ワイキキをモチーフにして建てたのだろうか、と思うようなフォルム。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/0/1280wm/img_30109fd62e53c59797dae219de753a9b184611.jpg)
![団地の1階にはローカルな台湾B級グルメ店が軒を連ねています。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/5/1280wm/img_45d0ef28b24a4d2d2f52bfe313873c7e222915.jpg)
なぜこんな写真が撮れるかというと、公園が半円形型の団地に囲まれているからです。
団地の1階には食べ物屋さんなども並んでいるので、ここで生活しているかのように、ローカルな食事を楽しむことも可能。異空間に迷い込んだような、摩訶不思議な気分も味わえます。
果貿社區
所在地 高雄市左營區果峰街3巷92號
アクセス 台鐵左營駅から徒歩約15分(高鐵左營駅からタクシーで約10分)
2021.11.07(日)
文・撮影=矢作晃之