化粧品の未来を強く予感させるアルビオンのエクシア。スキンケアもメイクもその行為自体を素晴らしい時間にして確かな幸せに変えていく。
文=齋藤薫(美容ジャーナリスト)
矛盾こそ、名品の証。アルビオン乳液も矛盾の塊?
名品を見つける決定的な条件、わかるだろうか? ズバリ、矛盾があること。相反する要素を併せ持っていることである。例えば、私たちがファンデーションに求めるのは「透明感とカバー力」という相反するもの。「しっとりもサラサラも両方欲しい」し、さらに言えば「ツヤは欲しいけれどテカリはいや」。これも、ある種の矛盾したニーズと言えるのだろう。それはファンデーションに限らず、多くのアイテムに言えること。もともと両立しないものを両立させることこそ、化粧品にとっていつも最大のテーマなのである。
そういう意味で、化粧品が夢見る“究極の矛盾”と言えるのが、全く別のジャンルの効果を併せ持つことではないだろうか。どういうことかと言えば、スキンケアがファンデーションのように肌を美しく見せること。逆に、メイクアップがエイジングケアのように人を若々しく見せること。
まさしく他の領域に踏み込んで人を美しく見せる化粧品ほど、際立って優れていると言っていい。もっと言えば、化粧品はひとつの宿命として、進化すればするほど、既成のジャンルという領域を超えて、幅広く効果を持つものとなっていかざるを得ない。それこそ、スキンケアなのかファンデーションなのかわからないほど、ボーダーレスな能力を持ったスーパーマルチな一品こそが、化粧品の未来になっていくはずなのだ。
そこで聞いて欲しいのが、アルビオンの最高峰シリーズ、エクシアの仕組み。それはまさに、化粧品の未来を強く予感させるものとなっている。
瞬時に新しい肌に成り代わる、世にも手際の良い美肌乳液
もともとアルビオンの乳液は、その仕上がり肌が美しいことで有名な逸品。乳液が先という独自のシステムのユニークネスもさることながら、瞬時にキメをふっくら膨らませ、透明感を高めて、それこそファンデの仕上がりのような肌が実感できてしまうことから、美肌乳液の名を欲しいままにしてきたのだ。
今でこそ、美肌に成りすまし、成り代わるスキンケアが新しいトレンドとなりつつあるが、アルビオンは創業以来、その場で美肌に成りすますスキンケアを提案してきた。その最たるものが最高峰シリーズ、エクシアの乳液なのだ。
他の組織に成り代わる働きに優れた“脂肪幹細胞”に着目、「創傷治癒」の発想で新生肌に導くのが2020年に進化した新生エクシアのアプローチ。乳液は洗顔後の肌にたっぷり3プッシュ、丁寧に馴染ませるほどに肌が潤いで膨らみ明るく透き通っていく。それはそれは見事な美肌に成り代わる一品と考えてほしい。まさにファンデーションのような手際の良さで。
2021.12.07(火)
Photographs=Yuya Shimahara
Hair & make-up=AYA (LA DONNA)
Styling=Reiko Ogino
Model=Yu Kaino