【11月13、14日】週末何しよう？ 翌週が楽しくなる週末の過ごし方5選

③ダウ90000の漫才

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　一年で一番盛り上がるM-1のシーズンがやってきましたね！　ラストイヤーを迎えたハライチやアルコ＆ピース(酒井さん、婚約おめでとうございます)の挑戦にももちろん注目ですが、3回戦のネタを全組すべて見て、心の底からこの人たちを決勝戦でみたい！ と思ったのが「ダウ90000」。

　ダウ900000は日本大学芸術学部の学生を中心に結成された、8人組のコントユニットです。

　本公演「旅館じゃないんだからさ」などを観に行き、コントの面白さには感銘を受けていたのですが、主宰の蓮見翔さんと、道上珠妃さん、中島百依子さん、忽那文香、吉原怜那さんの５人で織りなす漫才はコントとは違う方向に振り切れていて、気づいたら5回くらいリピート再生してました。

　あれ、私もこのメンバーにいたんじゃないかな？ と、壮大な勘違いをしてしまうくらいに思い当たる節がありすぎる掛け合いや、盛り上がる女性陣から置いてけぼりにされる蓮見さんのなんとも言えない表情がたまりません。とにかく笑えます。

　限られた時間の中で、5人全員のキャラクターがいきている漫才。「なにかすごいものを見せられている！」感がハンパじゃないんです。もうすでに10回以上見ていますが、今晩も見ると思います。それくらいに中毒性も群を抜いています。

　決勝に誰が勝ち残るのか予想するのもM-1の楽しみ。みなさんの予想も是非教えて下さい。

»【ダウ90000 M-1グランプリ 2021 3回戦】の動画はこちら！

④「トム・ブラウンのニッポン放送圧縮計画」

　人気お笑い芸人であるトム・ブラウンの、テレビとは違う素のやりとりを聞ける、ポッドキャスト番組。

　恋愛に奥手なみちおさんに、布川さんがダメ出しを交えつつを真剣にアドバイスをする、最新回(エピソード5)をとにかく聞いてほしい！　こんなに芸人の恋愛事情を聞ける番組ってあるのか？ と驚くとともに、布川さんの優しさに心が洗われる気分に。恋愛を通して、みちおさんが成長していく様子をリスナーが見届ける恋愛ドキュメント番組になる可能性すらみえてきた、激アツ展開です。

　M-1と恋愛、どちらも成就しますように！　今後もこの番組を手を合わせて祈りながら、聞くことになりそうです。見栄のために、何の得にもならない嘘をつく人を布川さんが断罪する「中野」というコーナーも面白いので是非。

⑤「ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES／夢の涯てまでも」

　ヴィム・ヴェンダース監督のフィルモグラフィーから、監督自らの監修によりレストアを施し、色鮮やかに蘇った10作品を上映する特集上映。

　学生時代、ヴィム・ヴェンダース監督作は、映画好きを自称するなら見ておかなければいけない必修科目だったこともあり、お勉強的に鑑賞してしまったので、まっさらな気持ちで観ようとBukamura ル・シネマに通う日々です。

　とにかく圧倒されてしまったのが、ポスターのメインヴィジュアルにも採用されている『アメリカの友人』の画面の美しさ。デニスホッパーの死神感、破滅的な内容を表現するうえでこれほどまでに適した映像はあるのかと、目も気持ちも奪われてしまう超絶的なかっこよさにうっとり……。赤の車、赤の椅子、赤のベッド。赤のアイテムが映ることで、色彩の素晴らしさが際立つのです。もう、ちょっと言葉になりません。

　スクリーンでの再見の機会を与えてくれたこの特集上映に感謝です。

2021.11.11(木)
文＝CREA編集部