思い切り泣きたい、声を出して笑いたい。なりたい気分に映画でアプローチ。リアルを忘れてしばし別世界へ没入できる作品を映画好きのみなさんに教えてもらいました。今回は、「音に身をゆだねる心地よさ」を感じられる作品をご紹介します。
シニカルと哀愁をオフビートに綴った物語
『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』
J・ジャームッシュ監督が描く異色作。
「吸血鬼の趣味を反映した家の小物が最高にかっこいい。また彼らが流す曲が、ちょっと体に微毒を入れるような、退廃的かつ、恍惚的な行為にマッチしていて、ビリビリきました。
この映画の全体的なグルーヴ感が、ずっと浸っていたくなるような、リズム、色、メロディーに満ちています」(吉開さん)
『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』
Blu-ray:5,170円
DVD:4,180円
発売・販売元:東宝
©2013 Wrongway Inc., Recorded Picture Company Ltd., Pandora Film, Le Pacte &Faliro House Productions Ltd. All Rights Reserved.
パワフルな歌唱とパフォーマンスは圧巻!
『ドリームガールズ』
人気ブロードウェイ・ミュージカルを歌姫ビヨンセらを主演に映画化。全編に流れるのは黄金期のモータウン・サウンド。
「どの歌も素晴らしいのですが、やはりジェニファー・ハドソン演じるエフィの十八番『アンド・アイ・アム・テリング・ユー〜』が好き。
魂の叫びのようなソウルフルな歌声に聴き惚れてしまいます」(古牧ゆかりさん)
『ドリームガールズ』
Blu-ray:2,075円
DVD:1,572円
発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
©2006 DreamWorks LLC and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2021.10.07(木)
Text=Ritsuko Oshima(Giraffe)