「秘密の森」SIMOKU & YEOJIN

韓国ドラマ界屈指の重厚サスペンス!

 幼少期の手術により感情を失った検察官ファン・シモク(チョ・スンウ)と正義感に満ち溢れた破天荒な女性警察官ハン・ヨジン(ペ・ドゥナ)が、迷宮入りした事件の謎を検察内部の不正を暴きながら解き明かしていく韓国ドラマ。

 2人を演じるのは韓国の映画界&ミュージカル界でトップを走り続けるチョ・スンウと、海外の作品にも出演経験豊富な俳優ペ・ドゥナ。

 日常のように目の当たりにする検察の内部不正を断ち切ろうとしていたシモクの前で相次いで起こる殺人事件。最後まで誰が犯人か分からないクライムサスペンスに目が離せない。

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西森路代さん(ライター)

寡黙な検事のシモクと人間味あふれる刑事のヨジン。シモクの感情が希薄なのは、幼少期の脳手術が原因。そんなシモクが、ときおり感情を得て、安堵の表情を見せたりするのを見ると視聴者としてもほっとするのだが、ヨジンがそういう感情を代弁してくれているようなところもいい。男女であったり検事と刑事となると、普通は力関係が見えるが、そういうものではない感情が描けていると思います。

「秘密の森」

シーズン1配信中、シーズン2Netflixで独占配信中。

てれびのスキマ(てれびの・すきま)

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。主な著書に『タモリ学』、『1989年のテレビっ子』、『笑福亭鶴瓶論』、『全部やれ。』など。「週刊文春」「水道橋博士のメルマ旬報」「読売新聞」などでも連載中。

成馬零一(なりま・れいいち)

ドラマ評論家。1976年生まれ。ライターとしても数々の記事を執筆。著書に野島伸司らの作品についてまとめたテレビドラマ評論『テレビドラマクロニクル1990→2020』(PLANETS)が絶賛発売中。

小沢一敬(おざわ・かずひろ)

芸人。1973年生まれ。お笑いコンビ「スピードワゴン」のボケ担当。愛称は「セカイノオザワ」。YouTubeチャンネル「オザワ倶楽部」では、小沢の遊び場と題し、音楽や小説などについて語るのが人気を集める。

横川良明(よこがわ・よしあき)

ライター。1983年生まれ。映像・演劇を問わずエンタメ分野を中心に取材・執筆。主な著書に『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』(サンマーク出版)。

ヒャダイン(ひゃだいん)

音楽クリエイター。1980年生まれ。3歳でピアノを始め、作詞・作曲・編曲を独学で身につける。京都大学卒業後、本格的な作家活動を開始。アーティストへ楽曲の提供を行うとともに、自身もタレントとして多方面で活動中。

上田航平(うえだ・こうへい)

芸人。1984年生まれ。お笑いコンビ「ゾフィー」のボケ担当。コントを愛するユニット「コント村」の「村長」。ゾフィー YouTubeチャンネル「ZOFFY CONTE STUDIO」を開設しコントの魅力を発信。

枡野浩一(ますの・こういち)

歌人・作家。1968年生まれ。短歌青春小説『ショートソング』は宮藤官九郎の帯文も話題になり約10万部のヒット。最新刊はマンガ家・内田かずひろとの共著『みんなふつうで、みんなへん。』(あかね書房)。

西森路代(にしもり・みちよ)

ライター。にしもりみちよ◎1972年生まれ。香港、台湾、韓国と日本のエンタメや女性の消費活動について主に執筆。共著に『韓国映画・ドラマ──わたしたちのおしゃべりの記録2014~2020』(駒草出版)がある。

2021.09.21(火)
Text=TV No Sukima
illustrations=Yusuke Saitoh

CREA 2021年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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