遺伝の要素は強いが、自然な体の変化と捉えて

 いったい自分は何歳になったら閉経を迎えるのだろう。

 母親と同じかな、と思う人も。日本人女性の平均的な閉経の年齢は50歳前後。

 ある調査では、母親や姉、叔母などの閉経年齢が早いと、本人も早くなる傾向にあることが明らかになっており、遺伝的傾向が強いことが示唆されている。

 これまで多くの女性たちの更年期症状を診療してきた浜中聡子先生は、症状の出方が母子で似ている例も多いという。

「母に似て私も症状が重いんですなどとおっしゃる方もおられますが、体質やライフスタイルにもよりますから、一概には言えないかもしれません。その症状をどう捉えるか、楽観的、前向きな捉える人の方が楽に過ごせるようです」(浜中先生)

 何歳になったら閉経するのか、母親と一緒だろうかなどと考えるより、ごく自然な体の変化とさらっと受け入れるのが得策かもしれない。

浜中聡子(はまなか さとこ)

北里大学医学部卒業、北里大学大学院医療系研究科 臨床医科学群精神科学修了。北里大学東病院精神神経科、北里大学病院救急救命センター、亀田総合病院精神科勤務を経て、2009年AACクリニック銀座院長。’17年よりクレアージュ東京エイジングケアクリニック (Dクリニック東京 ウィメンズ)院長。心身両面からのケアでウェルエイジングを提唱。