今から1年ほど前の2020年1月、日本の料理界にとってビッグニュースが飛び込んできました。「ミシュランガイド フランス2020」にて、小林圭さんがオーナーシェフを務めるパリの「Restaurant KEI」が三つ星を獲得。日本人シェフ初の快挙を成し遂げたのです。
しかし、その数カ月後には、コロナ禍によって海外への渡航が難しくなったことはご存知の通り。「Restaurant KEI」に思うように足を運ぶことが適わない状況が続いていましたが、ついに日本にも小林シェフが手がけるフランス料理店がオープンしました！
小林圭シェフの世界観が、日本でも体験できる！
フランスのミシュランで三つ星を獲得した小林圭シェフの料理が食べたいけど食べられない……。そんなじれったい日々を送っていた日本のグルマンたちに、今年1月、朗報が届きました。小林シェフが日本国内に新たな店「Maison KEI(メゾンケイ)」をオープンしたのです。
場所は静岡県御殿場市。和菓子屋の「とらや」とともに営むフレンチレストランです。虎屋の18代社長である黒川光晴さんがパリに勤務していた2010年頃に、小林シェフとご縁が生まれ、異色とも言える今回のコラボが実現しました。いったいどんなレストランなのでしょうか？
コラムニストであり、「世界ベストレストラン50」、「アジアベストレストラン50」の日本評議委員長も務める中村孝則さんに、小林シェフの人柄や「メゾンケイ」の魅力を伺いました。
2021.03.31(水)
文＝石川博也
