心鷲掴みにされた、あの主題歌やテーマ曲♪ 感動の場面が蘇ります
韓国ドラマファンであれば、絶妙なタイミングで作品中に流れてくるOST(オリジナルサウンドトラック)の絶大パワーはご存じのはず。
OSTを聴くだけで、登場人物の気持ちとがっちりシンクロして、感情が揺さぶられますよね。
また、最終話まで見終わってしまった後のドラマロスを慰めるのに、OSTは必要不可欠な存在でもあります。
そんな韓国ドラマ好きに嬉しいニュースが。「愛の不時着」や「トッケビ」、「ボーイフレンド」など大ヒットドラマ18作品を盛り上げた全36曲が詰まったOSTヒッツ・コレクションが2020年12月16日(水)に発売になります!
感涙必至なので、通勤時やランニング中の聴き込みにはご注意を。
第4次韓流ブームを牽引したラブストーリー
◆「愛の不時着」(2019)
パラグライダーで北朝鮮に不時着してしまう韓国の財閥のお嬢様、ユン・セリ(ソン・イェジン)と北朝鮮エリート将校リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)との究極の恋物語。
“こんな設定ありえない”と思ったのも最初だけ。たちまち、ヒョンビンの麗しき軍服姿や、お互いを守り想い合う一途な姿にノックアウトされてしまいます。
ここぞ、というシーンで流れる「Here I Am Again(もう一度私は、ここに)」は、作詞・作曲もこなす大注目のペク・イェリンによるもの。
彼女のしっとりとした甘い歌声を耳にすると、片手にキャンドルを掲げたリ・ジョンヒョクが、暗闇の市場で迷子になったユン・セリを探すシーン(人混みでも頭ひとつ抜きん出てしまうヒョンビンの背の高さに胸キュン♡)や、草原で電車が停車してしまい、焚き火をしながら夜明かしする、あの名シーンが浮かびます。
アジア中でシンドロームを巻き起こした大ヒット作
◆「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」(2016)
コン・ユ扮する高麗時代の将軍キム・シンが、武神と呼ばれながらも逆賊として命を落とし、不老不死のトッケビとなり、現代にまだ生き続けるという設定。
トッケビを不滅の命から解放する“トッケビの花嫁”ウンタクをキム・ゴウンが演じます。
キス職人とも称されるコン・ユとキム・ゴウンの濃厚なキスシーンの数々は、ため息が出そう♡
コン・ユの男らしく美しい手が、キム・ゴウンの横顔に添えられて……芸術的ともいえる惚れ惚れするシーンは、2度見、3度見せずにはいられません。
キム・シンと、人気俳優のイ・ドンウク演じる死神や、BTOBの末っ子メンバー、ユク・ソンジェ演じるドクファが繰り広げる男の友情、ブロマンスも見どころのひとつ。
「トッケビ」からは、人気アイドルグループEXOのメンバー、チャンヨルと“OSTの妖精”Punchがタッグを組み、音楽チャートでトップを独占するなど爆発的な反響を呼んだ「Stay with Me」を含む3曲が収録されています。
「愛の不時着」や「梨泰院クラス」のOSTにも参加している男性シンガー、Crushが歌い上げる「Beautiful」は優し気なバラード。「トッケビ」で描かれる純粋な愛を感じさせてくれます。
2020.12.15(火)
文=古澤朋美