丑(うし)年

11月15日(日)~12月14日(月)の運勢

 運気は黄色信号といった様子です。

 そんななか、希望が持てるのが金運面。

 見込んでいた額より、少し上乗せされた報酬を受け取れるなど、ちょっと嬉しいことがありそうです。

 ただ、それ以外の事柄は周囲からの影響を受けやすく、注意しなくてはならない点がいくつかあります。

 まず、金銭面。前述したように、臨時収入などで潤う人が出てきますが、それを周囲に勘づかれないように気を付ける必要があります。

 収入減に悩む人が多いこのご時世、ホクホク顔でいると妬まれます。そして騙し取られたり、足を引っ張られたりしがちです。

 口外しないのはもちろん、日頃からお金に関する言動に注意をはらってください。

 お金の貸し借りも厳禁です。金銭が絡んでくるパートナーシップも避けたほうがいい時期です。

 次に用心したいのが、お酒と異性関係。

 できるだけお酒の席には出向かない、どうしても必要なときは飲み過ぎないよう注意する。そして、その場にいる異性にスキを見せないことも大切です。

 最後に、お見舞いや不祝儀への参列は、できるだけ避けてください。

 出向かざるを得ないときは、赤いものをポケットに入れ、帰宅する前に捨ててください。

 台湾では“紅包”と呼ばれる赤色の封筒が身近にあるので、これを使うことが多いですが、この時期なら、赤い葉っぱなども手に入りやすくて良いでしょう。

 また、清く正しく過ごすことが災難を避ける一番の方法でもある時期です。

 心が安らぎにくいときは、善行を積むことで、平安を得ることができるでしょう。

 健康面で注意したいのは、肺をはじめとした呼吸器系の不調。

 この時期、相性がいいのは、子(ねずみ)、巳(へび)、酉(とり)、亥(いのしし)年。

 距離を置いたほうがいいのは、辰(たつ)、午(うま)、未(ひつじ)、戌(いぬ)年の人。

 吉方位は、南と西。避けたほうがいいのは、北と東。

※次回更新日は12月12日(土)
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※台湾の占いは旧暦が基本。旧暦と西暦で干支が変わる人もいますが、ここでは西暦での干支でみられるように占っています。

2020.11.12(木)
文=堀 由美子
イラスト=さじきまい