【2020年11月】悟明老師が占う 「開運行動」

 台湾にある福星の好影響を受けるとはいえ、日本の経済が回復に向かうようには思えません。一時的、部分的に良くなることがあっても、“回復”といえるレベルには至りません。

 ですから、今しばらくは無駄を省き、支出を最低限に抑えて、できるだけ多くのお金を手元に残しておくことが大切です。

 「“お金を使って経済を回す”ことが景気回復の一助」という考えもありますが、それは余力がある場合にとどめておきましょう。蓄えに不安がある人は、今は我が身を守ることを優先してください。

 この時期は転職も不向きです。ただし、副業やアルバイトを始めたり増やしたり……という働き方改革は吉。

 今月は、頑張りが報われるときです。副業が許されている職場なら、ぜひ収入アップを目指してください。

 また、“成功はチャンスが来た者にもたらされる”と言う人がいますが、実はそうではなく、“成功は十分な準備ができている人にもたらされる”ものだと思います。

 なぜなら、たとえチャンスがやってきたとしても、何の準備もできていなければ、運を活かすことはできません。

 真の成功者は、チャンスを掴む前に、見えないところで準備をしてきたはずなのです。

 成功したいなら、他力本願的にチャンスを待つのではなく、得意分野を伸ばしたり、叶えたい夢に必要な準備を進めることが肝要です。物事が停滞している今こそ、準備に適した時期といえます。

 いざというときに身を守るためのお金を準備する、チャンスの到来に備えて自分を磨く。家の中の地震対策も準備のひとつ。早めの安全確認をおすすめします。

 今月は、さまざまな“準備”に励むことが開運につながると心得てください。

悟明老師(ウーミン ラオシー)

「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。
※鑑定は17時30分~23時まで。鳥卦(約10分)は、一問につき300元。通訳を希望すれば、専属の通訳者がネット電話ごしに説明してくれる。鳥卦以外にも紫微斗数、四柱推命などのパーソナルな占いの依頼も可能。電話番号:0930-763-546(中国語対応)

Column

台湾発! 悟明老師が世界を占う

台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。

2020.10.31(土)
文=堀 由美子