チークの進化度は、ファンデ以上!?

(左) 01 Light Pink
チークの王道色ピンク。軽やかな発色は、ピンクに抵抗がある人にこそ
(中) 02 Light Coral
抜群の肌なじみ色。自然に顔色を向上してくれるから、お化粧直しに重宝
(右) 03 Soft Beige Red
深みのある上品なベージュレッド。きちんとした大人な印象に仕上がる

佳子 チークも処方が変わったそうだけどこちらも粉が優秀よね。一瞬、もしかしてファンデより進化度がすごい? と思っちゃったりして。

B美 細かいパールが入っていて、ふわっと溶けていくよう。明らかに粉の粒子が細かくなってますね!

H子 頰の高い部分から耳の上部に向かってひとハケ塗るだけで一発でチークが決まる。苦手な人も多いと聞くけどこれなら失敗しない! 私は濃い色のほうから淡い色に向けてブラシをすべらせますけど。

佳子 淡→濃の向きだとより自然に。

B美 私はいちばん濃い色を黒目の下につけて輪郭を真ん中の色でぼかすという使い方もしてましたよ。

H子 濃い色2色でチークにした後、 ハイライトでその周りを囲むと、顔に立体感が出て小顔に見えます。

B美 右側の色はハイライトとしてシャドウベースにもしてみました。

佳子 おぉ、すごい応用してるんだ! 

B美 粉がいいからいろんなところにつけたくなるんで~~す。

ファンデの色との相性もバッチリ

H子 私がいちばん使ったのは02。ファンデの色を選ばず、顔を華やかにする色。右側の淡い色は顔全体のハイライトにも使えて便利です。

B美 最近ピンクのチークが似合わないと感じていた私には03のソフトベージュレッドがどんぴしゃ。スーツにも合うので、ほとんど毎日、これをつけて会社に行ってました。自然だけどコーラルほどカジュアルじゃない。ピンクほど甘々じゃない、上品な立体感が出ます。

H子 01のピンクもOC02のファンデに合わせれば自然に見えますね。

B美 そうなんですよ~、苦手なピンクもこれなら可愛いだけじゃない大人の色。使ってみて驚きました。

佳子 技術的にいうと、いちばん左の色を、より透明感のある薄い顔料に変えたのだそうよ。薄い顔料だから粉っぽくならず、肌に溶けるようになじむのね。

B美 それで発色が繊細になって、わざとらしくなく自分の頰が上気したような素肌感が出せるんですね。

佳子 それから特筆すべきはブラシ! 付属品とは思えない質のよさです。

渡辺佳子(わたなべけいこ)
美容ジャーナリスト。仕事スタートの1986年以来、記事の構成執筆を手がけ、常に美容界に新風を吹き込む企画を提案してきた。化粧品情報からスパや健康情報まで幅広く発信。オペークギンザの化粧品コーナーアドバイザーも務める。ブログ→「テクマクマヤコン フルスロットル」、GLAM「日本美談会」、ツイッター(@twi_tkmk)。

2013.01.29(火)

CREA 2013年2月号
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定価 670円(税込)