Data 2月23日(日)おやつ&夜ごはん
取材の空き時間を利用して迪化街へ。
迪化街は台湾最大の問屋街で、乾物や漢方薬、竹製品などの店が軒を連ねるにぎやかな通りです。
ドライフルーツやカラスミを買ったりしながら、迪化街と歸綏街の交差点まで来ると、柑橘を山積みにした屋台を発見。
「迪化果汁」は約60年続くジューススタンドで、客足が絶えない人気店です。
店頭に並ぶのはオレンジ、金柑、レモンの3種類で、オーダーするとハンドジューサーで搾ってくれます。メニューは「金桔檸檬汁」のみで、3種類の柑橘が飲みやすくブレンドされていて、つぶつぶの果肉もたっぷり。
水分補給しながらビタミンCも摂れるので、散策途中のエナジーチャージにぴったりです。台湾最後の夜は、コーディネーターの青木由香さんおすすめの「葉公館」で打ち上げ。
少し遅れて到着すると、すでに前菜が運ばれていて、不思議な料理が目の前に。
洗濯バサミにつままれた「燈影牛肉」は、牛肉を乾燥させて透けるほどパリパリに揚げた四川料理の前菜で、台湾はもちろん四川でもなかなか見かけない、珍しい料理だそう。
牛肉は甘辛い味付けで、ビールがぐいぐい進みます。
前菜に続いて、「上海小籠包」、スペアリブを煮込んだ「無錫醬排骨」、「酸辣湯」など、名物料理が次々に登場。
なかでも、スタッフ全員が感動したのが「上海菜飯」。青菜漬けに中華ハム、タケノコが入った土鍋ごはんで、シンプルな塩味ながら、滋味深い旨みがあとを引きます。
最後の晩餐にふさわしい、心に残るすばらしい料理を堪能しました。
葉公館
所在地 台北市大安區安和路二段118號 1樓
営業時間 11:30~14:30、17:30~21:30
定休日 無休
アクセス MRT信義安和駅から徒歩約9分
2020.07.05(日)
文=田辺千菊
写真=鈴木七絵