鶏肉とお米。おいしいふたつの素材が同時に口に入ったときに、感動を覚える料理がありました。

 ごはんにたっぷりとしみ込んだ鶏の旨味と肉そのものの存在感。悶絶しそうな至福の味です。


ラサマレーシア

「地鶏釜飯」

●推薦人
渡辺P紀子さん

 美食の国として知られるマレーシア。いろんな民族がもたらす、おいしいものがあふれている国だ。

 日本からの移民も多いことで知られる。ラクサやサテなど、日本人になじみやすい料理も多い。

 東京で本格マレーシア料理が味わえるここ、マレーシアの前首相やロイヤル・ファミリーも訪れる。シェフはもちろんマレー人だ。

 メニューを開くと、どれもこれもおいしそうで迷う、迷う。

 ハラル認証もある店なので豚肉はなしだが、海老、蟹、イカ系は充実。中華的だったりインド的だったりする料理もちらほら。

 マレーシアで親しまれているクレイポット・チキンライスこと「地鶏釜飯」には、日本米を使用。

 鶏ガラスープを加えて炊き上げるのだが、スープの旨味とゴロゴロ入った鶏肉の旨味を吸ったごはんのおいしいこと。

 それに、ところどころで口に入る、中華でいう咸魚(ハムユイ)のような塩魚が味のアクセントになって、どんどん食べ進む。

 さらに、チリバリソース(ドライチリの醬油漬け、チリポトン)で味変を楽しんでも。おこげがこれまたおいしくて、おかわりしたくなる。

 〆はデザートのボーボーチャーチャー(サツマイモとタピオカとココナッツミルクのおしるこ)で。何だかホッとする味だ。

 これまで、あまりなじみがなかったという方もぜひトライなさってみてください。たいていのものはテイクアウト可能。おうちでも、ゆっくりいただける。

ラサマレーシア

所在地 東京都中央区銀座3-3-6 銀座モリタビル5F
電話番号 03-6263-2381
営業時間 11:30〜14:30(L.O.)、18:00〜22:30(L.O.)、土曜・祝日 12:00〜14:30(L.O.)、17:00〜22:30(L.O.)、日曜 12:00〜14:30(L.O.)、17:00〜21:30(L.O.)
定休日 不定休
価格 Lunch 1,000円〜、Dinner 3,300円〜
カード 利用可能
席数 58席
おすすめの人数 できれば数名で
※デザートも充実。営業時間、定休日などは変更する場合あり。テイクアウトも有り。公式ホームページで確認を。
http://rasa.tokyo/

2020.06.23(火)
Text=Michiko P Watanabe
Photographs=Ichisei Hiramatsu

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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