小麦の生地とチーズがこんがり焼ける香ばしい匂いには、お腹が空いてなくてもそそられますね。
生まれた場所が違っても、熱々を頰張りたい気持ちは一緒。ぜひ足を運んでみて。
ジーノ ソルビッロ アーティスタ ピッツァ ナポレターナ
「アンティカ マルゲリータ」
●推薦人
フォーリンデブはっしーさん
![アンティカ マルゲリータ 1,480円(税別)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/5/-/img_9578aa9aa46cc70db4e54b621dc22b89134767.jpg)
今回ご紹介するのは、ピッツァの本場ナポリから初上陸した〈ジーノ・ソルビッロ〉。イタリアを代表するピッツェリアのひとつとも言われ、現地では2時間待ちは当たり前の大人気店です。
昨年9月に開業した日本橋・コレド室町テラスの1階に100席以上もの大型店をオープンさせましたが、週末は行列ができるものの、日本ではまだ比較的入りやすい穴場店なんです。
本店を経営するのはジーノ・ソルビッロ。その父、サルバトーレは21人兄弟だそうですが、なんと全員がピッツァ職人という華麗なるピッツァ一族! さらに、イタリア人の職人がわざわざ本店から来てピッツァを焼く、と聞けば本気度が伝わってきますよね。
こちらのピッツァは、生地とトマトソースのバランスが秀逸。生地は軽さがあって、甘みと酸味が共存したトマトソースが見事にマッチしているのです。
![カラブリアのピザ 1,680円はカラブリア州伝統の辛い腸詰、ンドゥイヤ ピッカンテがのっている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/a/-/img_4a04abb4fa78edbbdc5ed14466a7b4f1262383.jpg)
すべてが秘伝とのことで、石窯の前ではイタリア人職人が一人で次々にピッツァを焼き上げていきます。約500度で50秒焼いて、焼き上がったら30秒以内に提供する、という早業。
もうひとつの注目はチッチョリとリコッタチーズを包んだ揚げピッツァ。もっちりとした生地に旨みたっぷりの具材がいっぱい詰まっていて、文句なしのデブリシャス!
![ピッツァ フリッタ 1,680円は、チッチョリ(サラミのような豚肉の加工品)とリコッタチーズがたっぷり入った揚げピッツァで、はっしーさんの大のお気に入り。揚げることで生地のもっちり感がさらに増し、旨みも増幅。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/a/-/img_aa956fd4497d70e0fbc52fed741b8e6c143599.jpg)
焼いたピッツァは直径が30センチもあるジャンボサイズなので、この揚げピッツァとともに何種類かをシェアして食べるのも楽しいですよ。
ジーノ ソルビッロ アーティスタ ピッツァ ナポレターナ
所在地 東京都中央区日本橋室町3-2-1 コレド室町テラス1F
電話番号 03-6910-3553
営業時間 11:00〜23:00
価格 2,000円~
定休日 無休(但し施設の休館日に準ずる)
カード 利用可
席数 102席
おすすめの人数 できれば数名で
※イタリア直輸入の水牛のモッツアレラ、ブファラを使ったマルゲリータブファラ 1,780円も人気。
2020.02.18(火)
Text=Hassy
Photographs=Atsushi Hashimoto
CREA 2020年2・3月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。