着色料不使用で なぜ綺麗なルビー色なの?

#02 ルビーチョコレート

 「ダーク、ミルク、ホワイトに次ぐ第4のチョコ」であると囁かれているルビーチョコ。

 着色料不使用でなぜ、こんなにも美しいピンク?

 ざっと調べたところ、ルビーカカオ豆という特殊なものがあり、加工によって自然由来のピンクを発色するのだそうです。

 スイスの会社が10年以上の歳月をかけて開発したとか。希少性が高く、貴重な食材です。

 チョコ1枚を口にすると、ベリーのようなフルーティーな酸味が口に広がり、一瞬、ドライフルーツかと思えるほど。

 一瞬にして、疲れを爽やかに取り去ってくれます。そのあと、チョコ特有のまったり感が到来。

 この小さくて円く、平たい形状に王妃マリー・アントワネットを思い出します。薬が苦くてのめなかった王妃のために薬がチョコに包まれた。舌に乗せやすく、平べったく薄く、円かったチョコ……。

 こちらのルビーチョコもばくつくのではなく、淑女らしく一枚一枚、お行儀よくいただきましょう。

 おやつにはもちろん、お酒のアテにも合います。ロゼやオレンジワインとペアリングして色を楽しんだり、デザートワインなどの食後酒とあわせたりすると楽しいですよ♪

2020.05.31(日)
文・撮影=CREA WEB編集部