2020年4月から、CREA編集部も基本は在宅勤務となりました。
おこもり期間中は、人気のない午前中か夕方の散歩と3時のおやつが大事な日課に。特に甘いものが、こんなに元気をくれるなんて……!
午後3時ごろになると、何か甘いものがないとそわそわ。すっかりおやつタイムに目覚めた編集Sが、たまに行く街のお菓子を勝手に語らせていただきます。
東京都中央区の八丁堀や佃周辺は、羽海野チカ先生の大人気コミック『3月のライオン』(白泉社)の舞台でもあります。隅田川沿いの広々とした遊歩道が気持ちよく、高層マンションや巨大な中央大橋と下町の雰囲気が同居するちょっと不思議なエリア。
普段は仕事に追われて、街のいいところがあまり見えていなかったなと、今回あらためて思いました。特に、おやつ。おいしいお店はたくさんあるのに、近くに立ち寄っても出社中はなかなか買うまでにはいたらず……。
ですが、この2カ月、普段とは違う時間に街を訪れて、新しい(そして美味しい)発見がいっぱいでした。出かけられるになったら、みなさんもぜひ、おやつ散歩をしてくださいね。
幸せすぎる! 「ボア・ナタ」のエッグタルト
2019年秋にオープンしたことは知っていたのですが、毎日のようにお店の前を通り、新聞やTVで取り上げられている様子を見ながら、通りすぎるしかなかった秘かな憧れの「ボア・ナタ」。今は、行く時間あり!
ポルトガル伝統のエッグタルト「パステル・デ・ナタ」と半熟カステラ「パン・デ・ロー」を中心に、焼き菓子が揃います。
この日は、卵の風味たっぷりでとろとろのカスタードがたまらない看板メニューのナタと、チョコタルトを。どちらもパイ生地がサクサクで、しっかり甘みがあり、ひと口でしあわせな気分に。
渦巻きのあまりのかわいらしさに、オレンジロールも購入。崩れないよう、小さな箱に入れてくださいました。
こちらは薄い生地を何層にも巻いた繊細な食感と優しいオレンジの風味の癒やし系。後で食べるつもりが、エッグタルトに続けて、気づいたら完食。
今度、ポルトガルや香港に行けるのはいつだろう……なんて、旅に出たい気持ちを癒やしてくれる、本場の味にすっかり夢中です。
BOA NATA(ボア・ナタ)
2020.06.01(月)
文・撮影=CREA 編集部