新型コロナとペスト…星の配置の符号 土星と冥王星のコンジャンクション

 占星術では2020年は、新しい時代の息吹を感じさせる年ではあるものの、同時に私たちを不安と恐怖に陥れるもうひとつの特徴的な星の配置がありました。

 それは1月上旬に作られた土星と冥王星のコンジャンクションです。

 この2つの惑星の会合は、「地の星座」である山羊座の22度で起こり、この影響は少なくとも1年は続くことになります。

 山羊座は社会の構造や政治、権力、伝統と関わりの深い星座です。

 そこに制限、抑圧を表す土星と、破壊や消去、刷新、復興をキーワードとする、まるでマグマのような冥王星のエネルギーがぶつかり合い、目の前の現実を大きく変容させることとなりました。

 この2つの惑星の組み合わせは、歴史をひも解くと第一次・第二次世界大戦自然災害金融恐慌などに関係が深いことが知られています。

 さらに時代をさかのぼると14世紀のパンデミック、「黒死病」と呼ばれたペストの時代の星の配置とも符合していることがわかってきました。

 さて次回は、現在私たちが抱えている新型コロナウイルスとどう向き合い、どのように新しい時代へとシフトしていけばよいのか。

 星の言葉をひも解きながら、より具体的にアドバイスしていきたいと思います。

岡本翔子(おかもと しょうこ)

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。
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