コンパクトデジタルカメラやミラーレス一眼カメラなど、サイズが小さく、気軽に持ち運べるモデルが続々登場しています。
しかし、カメラを持って出掛けるとうっかり落としてしまったり、水に濡れてしまったりしたらどうしようと色々考えてしまいますよね。
落としても、そして水に濡れても大丈夫なタフなカメラはないものか……と思っていたところ、そんな不安を解消してくれる新型カメラが登場しました!
キヤノン「デジタルカメラ iNSPiC REC」
それがこちら、キヤノンの「iNSPiC REC」です。
これがカメラ!? と私も最初は目を疑いました。なんと本体には液晶画面が付いておらず、レンズとシャッターボタン、操作ダイヤルのみという今までにないカメラなんです。
本体は、水深2メートルで30分まで撮影可能な「IP68」相当の防水・防塵性能に加え、2メートルの落下でも耐えられる耐衝撃性能も装備。
濡れてしまったら、落としてしまったら、という心配なくどこでも気兼ねなく使えます。
「iNSPiC REC」で最もポイントになっているのが、カラビナデザインを採用したところ。
鞄やパンツのベルトループに引っかけてキーホルダー感覚で持ち運ぶことができます。
そして、カラビナ部分はファインダー代わりになっており、この四角い穴を覗きながら撮影します。
本体サイズは幅約110.5×奥行き18.5×高さ45.2ミリと、手のひらサイズでポケットに収納できて携帯性抜群!
カラーはブルー、ピンク、グリーン、グレーの全4色。鞄にぶら下げていても可愛いポップな色合いです。
背面には操作ダイヤルを搭載。モードは写真を撮影する「写真」、動画を撮影する「ビデオ」、写真とビデオの両方の撮影ができる「マルチ」、スマホと接続して使用する「ワイヤレス」があります。
撮影する時は、本体にmicroSDカードを挿入し、使用するモードにダイヤルを回して右上のシャッターボタンを押すだけ。操作もとてもシンプルで、誰でも簡単に撮影ができます。
また、スマホ専用アプリを使えば、スマホ画面を見ながら撮影ができるほか、撮影したデータをスマホで確認、保存が可能。撮った写真をその場で共有できます。
本体前面のジャケット部分は着せ替えもできちゃいます。別売りのジャケット(1,100円)に着せ替えると雰囲気もガラッと変わり、愛着も高まりますよ。
2020.02.23(日)
文=善村苑香
撮影 = 鈴木七絵