好みのイケメンも探せちゃう!
気になるホストを選んでみた
おしぼりを渡され、メニューから最初の飲み物を選んだら、次はいよいよホストたちの登場だ。初回の来店でも、話してみたいホストを選ぶことができる。
選ばなくても順次手の空いているホストが接客してくれるのだが、せっかくだから気になるホストを選びたい。
ホストクラブ独自の文化だそうだが、大抵のホストクラブには「男本(おとこぼん)」というものがある。
紙の冊子だったり電子端末だったりと店によっても異なるらしいが、ホストの顔写真と共に人気ランキングや、場合によっては人となりなどについても記されている「ホストの手引き書」のようなものだ。
これを参考にしつつ、少しでも気になるホストがいたら遠慮なくお願いしてみよう。欠勤していない限りは対応してくれる。
今回、ホス美さんのオススメや、男本で気になって指名したのは、輝(ひかる)さん、代表の春(はる)さん、永井豪 三世(ながいごう さんせい)さんの3名。
基本的に、来店客数と同じ人数のホストが席につくのがルール。
初めましての挨拶とともにホストたちから名刺を手渡されるのだが、これが後で重要になってくる。
初回料金システムを利用している場合は、およそ10~15分交代で大勢のホストたちが席につく。
男本から選んだホストも例外ではなく、交代は時間制。
そのため、気になるホストがいたら渡された名刺を脇に置いておくなどしないと覚えきれないのだ。
「TOP DANDY I-OS」最大の特徴は、親しみやすさ。
どのホストも明るく親切で、場を盛り上げることに長けている。
前出の写真でカメラ目線をキープしている永井豪 三世さんのようなお茶目なキャラや、キュートな笑顔を振りまく春さん、アイドル並みのルックスが眩しい輝さんなど。
短い時間でホストが入れ替わっていくため慌ただしさはあるが、バラエティ豊かなキャラクターの連続に、とにかく飽きない!
初対面でも問題なく話が弾み、ホス美さんを含め大いに笑い、大いに飲み、これでもかというほど盛り上がった。
ホス美さんがぜひ体験したほうがいいと教えてくれたため、別料金のシャンパンコールを奮発してみた。
一言で感想を言うならば、これはすごい!
店内にいるホストのほとんど全員がテーブルを取り囲み、一斉に声を上げてシャンパンコールをしてくれるのだ。どこを見てもイケメンだらけ。
しかも彼らの息はバッチリで、掛け声はリズミカル。目を上げた先に“イケメンの壁”があるという垂涎の状況は、そうそう味わえるものではないだろう。
料金は別途発生するが、初回の来店でも依頼すれば実施してくれるという。
勇気を出してホストクラブを訪れたなら、これもぜひ体験してみて欲しい。
初回料金システムでは、2時間の時間制限がある。
その間にも、もらった名刺の数は両手に余るほど。この中から「お見送り」をしてもらうホストを選ぶのが、ホストクラブで遊んだ最後のお楽しみだ。
これは「送り指名」というサービスなのだが、気に入ったホストを1名選べる。
会計待ちの時間に「送り指名」に選んだホストが改めて席についてくれ、それぞれ1対1で連絡先の交換などをするのだ。
その後、荷物やコートを持って、選んだホストが店外までお見送りをしてくれる。
もちろん教えたくないということであれば、連絡先の交換は断ってもOK。ホストたちもプロなので、ちゃんと空気を読んでくれるから安心だ。
2019.12.31(火)
文=木間のどか
撮影=近藤健嗣、松本輝一
動画撮影・編集=松本輝一