ニッポンが誇るすばらしきスイーツ、あんこ。

 名店のあんこのおやつを買ったら、「持って帰るのを待ちきれず、最寄りのベンチで頰張っちゃう」というのはあんこ愛好家・イワイサトシさん。

 ベンチに腰掛け、あんこをおともに小休止。たまにはそんな時間もいいものです。


《公園のベンチ》であんこ①

●隅田公園[向島]

埼玉屋小梅「小梅団子」

埼玉屋小梅「小梅団子」1本 200円(税込)。
埼玉屋小梅「小梅団子」1本 200円(税込)。

 明治30年、初代の出生地を屋号に掲げて開店。

 季節の和菓子や日々のおやつを求めて近隣住民が訪れる。小豆は丹波大納言を使用。

「シグネチャーはこしあん入りのごま、梅肉をきかせた白あん入りのきなこ、青海苔という造形美の極みのような三色団子」(イワイサトシさん)

東京スカイツリーを眼前に
三色団子をいただきます

「隅田公園内のベンチに腰かけ、東京スカイツリーを眺めながらパクリ」(イワイサトシさん)

埼玉屋小梅[向島]

所在地 東京都墨田区向島1-5-5
電話番号 03-3622-1214
営業時間 9:00~19:00
定休日 月曜(毎月1日、祝日の場合は水曜に振り替え)
https://saitamaya-koume.com/

2019.12.22(日)
Text=Yukino Hirosawa
Photographs=Kiyoko Eto

CREA 2020年1月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

秘密の東京。

CREA 2020年1月号

知っているようでまだ知らない
秘密の東京。

特別定価840円

東京は、世界でも有数の、秘密に溢れた街だと思います。見慣れた場所でも、ちょっと視点を変えれば新しい発見がある。通り過ぎてしまっているものに目を向ければ、そこにはストーリーがあります。食、建築、カルチャーなど、今回は、そんな東京の魅力を掘り下げて取材。知っているようで知らない東京に出会えます。