穀物や野菜を中心とした食事法、マクロビオティック。この連載では旬の食材を使った簡単マクロビレシピを紹介します。
オールベジとは思えないしっかりしたおいしさと食べごたえは、週末のブランチや友人の集まるパーティレシピにもぴったり。ストイックになりすぎない「ゆるマクロビ」をはじめましょう。
◆「りんご」のマクロビレシピ
りんごとくるみのお豆腐マフィン
お豆腐を使ったマフィンのレシピ第4弾はりんごとくるみのおやつマフィンをご紹介します。
前回同様、メープルシロップとココナッツオイルを使用することで、香りづけするとともに甘さにコクを出します。
フィリングのりんご煮は、甜菜糖をまぶしてから一晩置き、りんごから出た水分だけで仕上げることでりんごの味わいを凝縮させます。
余ったりんご煮はヨーグルトなどに入れても良いですし、かぼちゃやさつまいもとも相性が良いのでサラダにするのもおすすめです。
りんごは、マクロビ的に見ると中庸(陰と陽の中間)のエネルギーを持つと考えられていますので、体を冷やしにくいフルーツのひとつです。
漢方では体を元気にして喉の渇きを止め、胃腸の働きを整える作用があるとされるほか、ヨーロッパでは昔から「一日一個のりんごは医者いらず」という諺があるくらい滋養に富んだ食材です。
2019.11.08(金)
文=中村恭子
撮影=秋元良平