今日はちょっと時間がある、という夜には、粉をこねるところからはじめる餃子づくり。

 粘土遊びのように無心になって楽しめて、意外と簡単。そして、もっちりした皮のおいしさは手づくりならでは。

 「按田餃子」の店主でもある料理家・按田優子さんの餃子レシピをご紹介。皮を手作りしたあと、その皮ごと楽しめる餃子を教えていただきました。

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「さつまいもと豚肉の焼き餃子」
のレシピ

■材料(20個分)

・ふかしいも(または焼きいも):1/2本
・豚ロース肉:200グラム
・塩:小さじ1
・皮(やや大きくのばす):20枚
・油:大さじ1/2


・紫玉ねぎの薄切り、レモンのくし形切り、パセリのみじん切り:各適量

■つくり方

(1) ふかしいもと豚肉は、5センチくらいの長さの棒状に切り、豚肉には塩をふる。各20本つくる。

(2) 皮に1を1本ずつのせ、両側を折りたたむように閉じる。横はあいていてOK。

(3) フライパンを中火で熱して油をなじませ、(2)を並べ入れる。湯(分量外)を餃子の半分くらいの高さまで注ぎ、ふたをして、焼き色がつくまで5分ほど焼く。

(4) 皿に盛り、★を添え、薬味にしていただく。

●教えてくれたのは……
按田優子(あんだ ゆうこ)さん

「按田餃子」店主。世界の保存食や発酵食品を研究する料理家。近年はペルーのアマゾンをたびたび訪問している。近著に『食べつなぐレシピ』(家の光協会)がある。

秋の夜長 お腹が空いたら
皮からつくる餃子でお月見

2019.09.11(水)
Photographs=Kiichi Fukuda
Styling=Nobuko Nakayama(peddle)
Cooperation=UTUWA

CREA 2019年10月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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