現代女性に寄り添う
THREE、10年間の歩み
2009年のTHREEのデビューは意表をつくものだった。メイクは洗練されたモードな世界観を打ち出し、スキンケアは徹底したナチュラル主義。同じブランド? と思ったものだが、実はここに「THREE」の名前の由来が。
異なる2つの価値を掛け合わせて生まれる“第3の価値”という意味が込められている。今やそれぞれのジャンルでTHREEらしさを見せつけ、幅広い年代に愛されるブランドに。今回はスキンケアにフォーカスしてブラ魂!
「THREEのスキンケアの原点となるのは、心・からだ・肌のバランス。精油をはじめとした植物の力を用いて多機能的にアプローチし、肌が本来持っている美しくなろうとする力を積極的にサポートします。すべてのスキンケア製品が天然由来成分85%以上。一品一品に表示しているのはTHREEが初めてだと思います」と話すのは、THREEのスキンケア製品の開発を担当する末永真梨子さん。
精油は言わば、人の力の及ばない自然の恵みが凝縮されたエッセンス。その精油が持つ働きに着目し、製品の目的に合わせて組み合わせ、独自のブレンド精油として配合。気になる肌悩みに応えるとともに心地よいリラックス感とリフレッシュ感をもたらし、健やかな美しさを目指す。ホリスティックなアプローチであり、ニューロ系コスメの先駆けだったと言えるかも。
「デビュー時に誕生したバランシングラインは肌の水分や皮脂バランスを整えることを目的としたもので、肌を清潔にすることが第一との考えから全17品目のうち9品が洗うものや落とす製品という構成。プレスの方やお客さまから共感をいただき、クレンジングオイルがTHREE初のベストコスメに。2013年にリニューアルした後も多くの方に支持され、不動の1位」
THREEのアイコンと言えば、SQオイルもハズせない。睡眠をキーに誕生した美容オイルで多忙な女性たちのお守り的な存在だ。
2017年にエイジングケアに特化したエミングラインが加わり、2018年にはTHREEラインが誕生。こちらは肌の保護力に着目したスキンケア。大気汚染などの環境対策への意識が高まる中、新たな核となるラインだ。
THREEは今のニーズに応える物作りがホントうまい!
2019.06.03(月)
文=吉田昌佐美
撮影=吉田健一