「効果と心地よさ」を
支える原料のこだわり

 自然の力を大切にしているから原料選びも独自のこだわりが。

「生まれた土地のものは食べても美味しいですし、化粧品の原料としても肌や身体に合っていて自然に受けいれられると考えています。自分たちの目で確かめ、信頼できる生産者が育てた原料を活用してオリジナルの原料を開発しています」

 下に挙げたのはその一部。たとえば、ティーシードオイルは葉だけが茶葉として使われ、廃棄されるものだった静岡県産の「お茶の実」の力に着目し、採用されたオイル。リノール酸やオレイン酸が豊富で高いエモリエント効果があり、このオイルを採るためにお茶の実一つ一つを手で拾い集め、低温圧搾法で時間をかけて抽出。THREEのほとんどのスキンケア製品に配合されている。

1. 和歌山県 ウメ果実水。
2. 青森県 リンゴ果実水。
3. 青森県 クマザサ水(チシマザサ水)。
4. 静岡県 ティーシードオイル(チャ種子油)。
クマザサ水は、青森県八甲田山のブナの原生林の林床に密生するササを伐採したときに現地で抽出。 ウメ果実水は、紀州南高梅の梅酢を蒸留したときに得られる梅水から。 リンゴ果実水は、皮・芯・種のすべてからエキスを抽出。 どれもとってもエコなお宝級の原料だ。
1. 和歌山県 ウメ果実水。
2. 青森県 リンゴ果実水。
3. 青森県 クマザサ水(チシマザサ水)。
4. 静岡県 ティーシードオイル(チャ種子油)。
クマザサ水は、青森県八甲田山のブナの原生林の林床に密生するササを伐採したときに現地で抽出。 ウメ果実水は、紀州南高梅の梅酢を蒸留したときに得られる梅水から。 リンゴ果実水は、皮・芯・種のすべてからエキスを抽出。 どれもとってもエコなお宝級の原料だ。

テクスチャーと香りにも
病みつきになる仕掛けが!?

 THREEのお手入れの醍醐味は香り。ボトルの蓋を開けた途端にふわっと香り立ち、ケアしながら深呼吸したくなるくらい。後肌の清々しい余韻がまた格別で。でも、何の香りなのか分からない。THREEの香り。「実はそこを狙って作りました。香りはその人個人の香りの記憶と結び付くので、あえて特定されない香りに」

 香りと相まってケアの満足感を高めるのがテクスチャーだ。みずみずしい使用感のものが多くて肌なじみが抜群。表面はなめらかでサラッとしていて内側からもっちりと潤う感じ。

「皮膚はもともと排泄の器官なので、浸透がよく肌をベタベタさせないこと。少量で効果実感があることを考えて設計しています」

 要するに無駄がないってこと。THREEってやっぱり深いわ。

スキャルプ&ヘアケアが
リニューアル

 「THREEのホリスティックケアは、ヘアケアも心・からだ・肌の健やかさを保つ生活習慣のひとつと考えています」と言うことで、新ヘアケアの情報を。

 環境に揺るがない頭皮と髪を目指し、バランスケアの“オーダレンジ”、ダメージケアの“リファイニング”、ボリュームケアの“リインフォーシング”の3ラインに。基本ケアのシャンコン2品に悩みに応じたスペシャルケアを加え、健康的な頭皮とスタイリングが決まる理想の髪質を育む。

 今年はTHREEの10周年祭り、素敵なニュースがあるのでお楽しみに!

右から:スキャルプ&ヘア トリートメント リムーバー 60mL 4,800円、同 オーダレンジ シャンプー R 250mL 3,000円、同 コンディショナー R 165g 3,300円。全て2019年6月5日(水)に発売/THREE
右から:スキャルプ&ヘア トリートメント リムーバー 60mL 4,800円、同 オーダレンジ シャンプー R 250mL 3,000円、同 コンディショナー R 165g 3,300円。全て2019年6月5日(水)に発売/THREE

●教えてくれたのは……
末永真梨子さん

THREE ホリスティックケア製品開発担当。2008年ACROに入社しTHREEのホリスティックケア(スキンケア、ボディケア、ヘアケア、インナーケア、環境ケアの総称)の開発に携わる。
人体の構造と機能に着目し、植物の力を最大限に生かした製品開発を行う。

吉田昌佐美(よしだ まさみ)

1979年より第一線で活躍する美容ジャーナリスト。新旧の名品やブランドの歴史を熟知。情熱的な鋭い取材と確かな分析力に基づく最新技術の分かりやすい解説は、国内外のブランドの開発者からの信頼も厚い。インスタグラム「masami_cosme」

Column

吉田昌佐美のブランド魂発見!

鋭い視点からの取材力と情報の蓄積に定評を持つキャリア35年の重鎮美容ジャーナリストが、コスメブランドそれぞれの「強み」を解説。さまざまな逸品ビューティアイテムに込められた「魂」に迫ります。

2019.06.03(月)
文=吉田昌佐美
撮影=吉田健一

CREA 2019年6月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

なんでこんなにパンが好き?

CREA 2019年6月号

おいしくて楽しくてみんなが夢中……でも
なんでこんなにパンが好き?

定価780円

毎日楽しめる、皆でシェアできる、そのままでも、調理してもおいしい、しあわせの香りがする……。パンってやっぱりいいですよね。それにしても、ブームが終わらず皆の心を掴んで離さないのはなぜ? そこで今回は、パンを愛する人たちに“好き”の理由を伺い、旬のトピックスを徹底調査。保存版のパンガイドができました。