地方の美味を満喫する「ツール ド フランス グルマン」

 フランス料理の歴史を変えたシェフといえば誰もがその名を挙げるだろう巨匠が、ジョエル・ロブション。

“パスティスとイチジクのデニッシュ”¥325/フレッシュなイチジクをフランスのリキュール、パスティスに漬けてデニッシュに。ハーブのさわやかな香りがアクセント

「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」は、“食材そのもののおいしさ・価値を最大限に引き出したシンプルフレンチ”という氏の料理コンセプトを反映したブランジュリー&パティスリーである。現在、東京都内に恵比寿、六本木、丸の内と3店舗を展開、ロブションの美味を自宅でも手軽に味わえることから人気を博している。

 同店では2010年から、フランスのさまざまな地方にリレー形式でスポットを当て、その地方の食材や地元料理を元に作ったパンやケーキを提供する「ツール ド フランス グルマン」という企画を開催している。

 これまで、パリ~イル・ド・フランス地方~、ローヌ・アルプ地方、ミディ・ピレネー地方などをフィーチャーしてきた同シリーズだが、7月から始まった今年の夏シーズンでは、プロヴァンス地方を取り上げている。

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2012.07.13(金)