ニナ・キャンベルが手がけた
キュートなファブリック

 英国人インテリアデザイナー、ニナ・キャンベル(Nina Campbell)初の、家具を中心としたショールームもデザインセンター・イーストの地上階に。

 ニナ・キャンベルのファブリックを使ったモダンでスタイルのある椅子やソファーなどを扱っています。また、ここでは、ニナ・キャンベルが代理店を務める米家具メーカー、ウームフ(oomph)の家具も展示中です。

ニナ・キャンベルならではのキュートなファブリックを使った椅子各種。
ニナ・キャンベルのショールームではオリジナル・ファブリックを使ったさまざまな家具やインテリア小物が展示されています。
ウームフの家具とニナ・キャンベルのファブリックが上品にマッチ。

 カーテンの縁飾りやタッセル、ドアノブなどディテールにこだわりたい人にとっては要チェックなのが、ナダ・デザインズ(Nada Designs)。

 特に自慢のタッセル類はすべてビスポーク可能で、エジプトの最高品質のシルクやコットンを使用、手仕事で仕上げているとのこと。ずらりと並んだドアノブにも、こんなにいろいろな種類があったのかと、改めてその多様性に感心してしまいます。

素材も、デザインもさまざまなドアノブ。
左:ナダ・デザインズの扱うタッセルは、すべてハンドメイド。色や糸の太さなど、すべてビスポークが可能とのこと。
右:縁飾りの形状にもいろいろな種類があります。

 フランス発のピエール・フレイ(Pierre Frey)は、ファブリック、壁紙、カーペット、家具などをデザイン・製造する1935年創業の会社。

 モダンな捻りを加えた、フランスらしいセンスが目を引きます。ショールームのデザインも抜かりなく、小物類にまで気を配っているのがわかります。

斬新なパターンが印象的なピエール・フレイのショールーム。
左:ピエール・フレイの壁紙見本。
右:ピエール・フレイのショールームに展示されている、装飾が見事な手の込んだタッセルの数々。

2018.03.26(月)
文・撮影=安田和代(KRess Europe)