ハワイ諸島最大の島であるハワイ島は、「ビッグアイランド」の愛称でも知られる。その西岸、コハラコーストにたたずむのが、「フォーシーズンズリゾート フアラライ」。このラグジュアリーリゾートを拠点に、この島を遊び尽くします。

 第5回は、リゾート内の個性的なプールたち、癒やしのスパ、そして客室をご紹介します。

敷地内のプールはどれも個性的!

レセプションの前からは「ビーチツリープール」越しに太平洋を望むことができる。

 広大な敷地をもつ「フォーシーズンズリゾート フアラライ」には、なんと7つものプールがある。そのうちのひとつ、4000匹を超える魚たちと一緒に泳ぐことができる海水プール「キングスポンド」は、既に第2回の記事でご紹介したので、残りの6つのプールをご紹介しよう。

「ビーチツリープール」は、リゾートのほぼ中央にあるメインプールだ。

 まず、レセプションがある高台から海を眺めると、その正面に四角いプールがみえる。「ビーチツリープール」だ。

 カバナが14棟あるのでプライバシーを確保しながらくつろぐことができる。レストラン「ビーチ・ツリー」が隣接しているので、喉が乾いたりお腹が空いたりしたときはこちらへ。

「シーシェルプール」はゆるやかな曲線がエレガント。

 海に向かって右に進むと、こんどはゆるやかな曲線を描く「シーシェルプール」がある。

プールサイドには冷たいフルーツウォーターとビーチタオルが用意されている。

 このプールの海側はインフィニティエッジになっていて、海と一体になって見える造り。岩からしたたり落ちる滝があったり、ヤシ葺きのカバナがあったりして、トロピカルな雰囲気となっている。おもちゃが用意されている「お子様用ケイキプール」やジャグジーが併設されているので、子供連れのファミリーにぴったりのプールだ。

ビーチ前の淡い色の浅瀬は「オーシャンプール」。

 「シーシェルプール」の前の海はエメラルドグリーンで、他の場所より明るい色の遠浅になっている。実はここ、溶岩を長方形に切り出した人工の浅瀬、「オーシャンプール」なのだ。

 水深は0~1.5メートルで奥行きは200メートル。ときおりカメなどが訪れるという。安全に海の生き物たちと触れ合うことができる、プールと海の両方の長所を兼ね備えた海水プールなのだ。このプールの先には前述の「キングスポンド」がある。

「フアラライスポーツクラブ&スパ」にある「ラッププール」。

 レセプションの裏手、ビーチと反対側にあるのが温水の「ラッププール」。

 スパやフィットネスセンターがある「フアラライスポーツクラブ&スパ」の中にある。全長25メートル、水深は1~2.1メートル。4本のレーンがあるので、本気で泳ぎたい人はこちらで。

「パームグローブプール」は大人専用のプール。

 「ビーチツリープール」から海に向かって左側にあるのは、21歳以上のみの大人専用の「パームグローブプール」。

 木製のプールサイドは玄武岩板張り加工が施されていて高級感があり、ジャグジーも併設。スイムアップバーでは、特製シェイブアイスやカクテルを楽しむことができる。

ライトアップが美しい夜の「パームグローブプール」。この日は、プールの前のビーチでビーチディナーを楽しむグループが見えた。

 毎日お気に入りのプールでくつろぐか、プールホッピングをするか、「フォーシーズンズリゾート フアラライ」は、プールだけでもさまざまな楽しみ方ができるリゾートなのだ。

2018.02.20(火)
文・撮影=たかせ藍沙