子連れおでかけのお供は
糖分が少なく長時間モグモグできるもの
「今までの働く女性は、会社に自分たちを合わせなければいけなかったけれど、これからは自分の大事なもの、家族に合った働き方をしていく時代。まずは私たちがそれを体現していきたいんです」と祐美子さん。2歳児を抱えながら短時間で集中的に仕事をこなす。
現在2歳の長女は、保育園には入れずに手元で育てている。多摩の事業所や取引先ヘ向かうときは、できれば車移動だが、時間が読めないときには電車となる。
昆布やスルメ、ドライフルーツといった「長く口に入れておけて、甘くないもの」と中身のこぼれない水筒を手に、子連れで出かけていく。
メリットいっぱい!
ハウスキーピングサービス
總さんは、家にいれば「家事も子育ても寝かしつけもなんでも来い」の頼もしい相方。それでも回りきらないときが多々ある。そんなときに助かっているのが、パソナのハウスキーピングサービス「クラシニティ」だ。
「時短になるなら、お金を払ってサービスを受けてもいいんじゃない?」と總さんが勧めてくれたそうだ。
最初は、家事を人に任せることに抵抗があったが、今では水野家にとって欠かせないサービスとなっている。
「意外だったのは、『家の中が散らかっていることは、自分にとってすごいストレスだったんだな』と気づいたことでした」と祐美子さんは笑う。
それほど散らかしているわけではないと自分では思っていたし、多少家の中が汚れていても、自分が気にならない範囲だと思っていた。しかし、きれいに片付いた部屋、ピカピカのキッチンは、思っていたよりずっと心地よかった。部屋の中のあれこれを気にすることがないので、家での事務作業がはかどる。今は週に一度のハウスキーピングが待ち遠しい。
現在頼んでいるサービスは、部屋の掃除や片付け、お風呂やキッチンの掃除などだが、プロのワザは、期待以上のものだった。1回2時間程度のサービスで5,000円というのもリーズナブルでうれしい。契約しているスタッフと顔を合わせることはないのも煩わしくないし、チェックリストで作業を確認できるのも安心だ。
「家族に合った働き方とは何か」ということを、自社のサービスや自らの生活で模索し続ける水野さん夫婦。考え方が実に自由で柔軟だ。それは、「女性のやわらかでしなやかなエネルギーで物事がすすむような世の中にしたい」という祐美子さんの力強い信念が根本にあるからのようだ。
Column
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2017.10.19(木)
文・撮影=HITOMINA