手間と時間をかけて作った
エシカル&アートなチョコレート

地元アーティストが描いたパッケージもステキ。カカオ豆の育った環境で、こんなにも味が変わるなんて!

 ペルーやドミニカ共和国、サモアなどの各国から仕入れたカカオ豆から作る、文字通り“ビーン・トゥ・バー”のチョコレート工房「ウエリントン・チョコレート・ファクトリー」。店内でチョコレートの製造風景を見学することも、スタッフにチョコレートができるまでの流れを教えてもらうこともできる。

店内でチョコレートをカカオ豆から製造。1000枚作るのに、1週間かかる。
子供から大人まで魅了する、まじめに作られたチョコレート。

 各国からフェアトレード(搾取することなく、公正に行われる取引)で仕入れたカカオ豆から、チョコレートが完成するまでに、1週間。手間暇かけたチョコレートは、目を閉じて味わうと、バナナの後味やレーズンの風味など、産地によって味わいも違って感じる。

 パッケージも、地元アーティストに試食してもらい、そこから受けたインスピレーションを図柄としてデザイン。アートなチョコレートに出会える。

Wellington Chocolate Factory
(ウエリントン・チョコレート・ファクトリー)

所在地 5 Eva Street, Te Aro, Wellington
電話番号 04-385-7555
http://www.wcf.co.nz/

2017.09.06(水)
文・撮影=古関千恵子