こんな部屋に住みたい!
メキシカンデザインがかわいいプチホテル

 メキシコシティにおける次世代のトレンド発信地として注目されるコンデサ地区と、その隣のローマ地区の中間に位置する「La Palomilla」。

 オーナーの持ち家を改装し、2016年10月にオープンした新しいスタイルのブティックホテルだ。

住宅地の中にひっそりと佇む小さなホテル。迷ったときには、入り口にある「10」の看板を目印に。(C)La Palomilla

 外観は普通の民家に見えるが、一歩足を踏み入れると、その愛らしい世界観に思わず「かわいい!」と叫んでしまうこと間違いなし。

メキシコらしいカラフルな装飾に彩られたエントランス。(C)La Palomilla

 テーマは「友達」。このホテルを訪れる宿泊者同士が交流を深め、楽しい時間を共に過ごすことで、メキシコ滞在をより思い出深いものにしてほしいというオーナーの思いから、ダイニング兼リビング、キッチン、テラスなど、自由に利用することのできるフリースペースが充実している。

ダイニング兼リビング。夜には映画上映などを行い、宿泊者同士の憩いの場としても活用される。(C)La Palomilla
ダイニングでいただく、なんともフォトジェニックな朝ごはん。(C)La Palomilla
キリストがデザインされた華やかなオブジェが目を引くテラス。テーブル席もいくつかあり、外の空気を感じながらのんびりと過ごすことができる。夜にはロマンチックなライトアップも。(C)La Palomilla
階段の壁には、宿泊者たちのメモリースナップが。このホテルを、メキシコの観光情報などを交換するための、交流コミュニティとして活用してほしいそうだ。(C)La Palomilla

 3階建ての館内には客室が7つあり、1泊朝食付きで135~160ドル。同地区のその他のブティックホテルと比べれば、比較的リーズナブルな価格だ。

 ユニークなのは、一部屋ごとに異なるインテリア。ルチャリブレ、フリーダ・カーロ、伝統の民芸品など、各部屋がメキシコにちなんだアイテムでデコレーションされている。メキシカンワールドに包まれながら、忘れられないステイ体験ができそう!

ルチャリブレのアートやオブジェが飾られた「VIVI」(それぞれの部屋には、オーナーの友達の名前がついている)。(C)La Palomilla
メキシコ人画家、フリーダ・カーロをイメージした「TOLU」。こんな部屋に住んでみたい!(C)La Palomilla
メキシコ山間部の先住民族、オトミ族の伝統的な刺繍のクッションや、メキシコらしい陽気な音楽をイメージしたポップな一室「EMO」。(C)La Palomilla

La Palomilla
(ラ・パロミージャ)

http://lapalomillabnb.com/

 いずれも、ホテルで過ごす一瞬一瞬が愛おしくなるようなスペシャル空間。メキシコを訪れたら、ちょっぴり贅沢をして、ハイセンスなブティックホテルで一生モノの極上ステイを。

【取材協力】
アエロメヒコ航空

http://aeromexico.jp/

株式会社メキシコ観光
http://www.mexicokanko.co.jp/