ニューカマーをお土産に
「原藤グラタン」の桜えびグラタン

 桜えびの町・由比の、新しい名産として県内外を賑わせているのが、明治創業の桜えびの卸問屋「原藤商店」がてがけるテイクアウト専門のお店「原藤グラタン」の桜えびグラタンだ。

 新風を吹き込んだのは、15代目店主の原藤晃(はら・とうこう)さん。以前は、大手コンビニエンスストアのグラタンを開発していたという原さん。桜えびを使った新しい名産を考えていたとき、自身が得意とするグラタンと合わせるアイデアが浮かび、販売してみたところ大ヒット!

ホワイトソースには、静岡の丹那牛乳とバターを使用。「生クリームのようなミルキー感にひかれた」と原さんが言うように、コクはありながらもなめらかな風味が桜えびとよく合う。

 原藤グラタンのキャッチフレーズは「週末のごちそう」。子どもたちにも安心して食べてもらいたいから、なるべく手作りにこだわった。ホワイトソースの隠し味となるタマネギは、原さんが2時間かけて飴色になるまで炒めるこだわりよう。なるべく添加物にたよらないようにしているというその味は雑味が一切なく、優しく軽やかでヘルシー。健康に気を配る女性にもおすすめしたい。

クオリティを維持するために、金曜日のみの生産、しかも完全予約制という条件のなかでも、求める人が後をたたない。確実に手に入れるなら事前予約を。「桜えびグラタン」594円、ミニタイプ 378円。

 併設の原藤商店では、桜えびの直販も行っている。桜えびのパックは小ぶりのサイズもあるのがうれしい。桜えびグラタンに、生または釜あげの桜えびをトッピングする人もいるのだとか。

左:早朝に由比港で競り落としたばかりの桜えびを鮮度のよい状態で急速冷凍した「生桜えび」(小サイズ) 540円。
右:同じく、鮮度のよい桜えびを大釜で、甘みが出るくらいの絶妙な塩加減でさっと煮た「釜あげ桜えび」(小サイズ) 540円。

原藤グラタン(はらとうぐらたん)
所在地 静岡市清水区由比町屋原88
営業時間 11:00~18:00
定休日 不定休
http://www.haratou.com/h.gratin.html

原藤商店(はらとうしょうてん)
所在地 ※原藤グラタンと同じ
営業時間 8:00~17:00
定休日 日、祝日
http://haratou.com/

※原藤グラタン、原藤商店ともに
電話 0120-76-0052 (予約・問い合わせ専用)