カカアコの一大街づくりプロジェクトが
進んでます!

 ほんの数年前まで「本当かな~?」と半信半疑だったフレーズ、それが「カカアコエリアの開発」。倉庫やら小さな工場やらが静かに立ち並ぶカカアコに、20以上ものコンドミニアムが建つとか、それはなんでも一大街づくりプロジェクトなんだとか……。そんなこと可能なの? なんて思っていたけれど、本当に、間違いなく進んでいます!

カカアコの倉庫アートエリアに今年も登場! Kevin Lyonsの壁画は一番人気のインスタスポット。

 超高級&高層のラグジュアリーコンドミニアム「WAIEA(ワイエア)」が建ち、1階には高級日本食店「Nobu Honolulu」もすでにオープン。最低価格1億5000万円という噂のコンドミニアムには、今のところ足を踏み入れるチャンスなんてないですが、外観を見るだけでも圧巻。とってもお高そうだし背も高いです。36階建て!

 でも、最近カカアコで空を見上げると少し悲しい気持ちになってくる。広いはずのハワイの空がどんどん狭くなってきて、これじゃあ地に足をつけて歩むしかない庶民には壁の町になっちゃうじゃない、と嘆いてみたり。切ない。とはいえ、世の中の流れには逆らえないもの。

左:Arvo Cafeにはいつも人がいっぱい。
右:PAIKOは緑のオアシス。

 WAIEAのあるワードビレッジから西へ向かえば、まだこの辺りにお店がそんなになかった時からひときわ目立つ存在だった「PAIKO(パイコ)」が、元気におしゃれに進化中。

 トロピカルな雰囲気と洗練を兼ね備えたコンセプトボタニカルショップらしく、地元アーティストの作品をセレクトして置いていたり、不定期でハワイの伝統的花冠ハクレイ作りのワークショップを開催していたり。ハワイアンカルチャーへの敬意も忘れていません。

左:Miloのセレクトはユニセックスなのがいい感じ。
右:ハクレイ作りのワークショップ、楽しそう!

 店内入って右奥にはオーストラリアのスラングで「昼下がり」という意味を持つ「ARVO CAFÉ(アーヴォ・カフェ)」が併設されて、一段とおしゃれな空間に。オーストラリアスタイルのカラフルなラテや、オープンサンドを目当てに、かわいいロコガールたちが集う姿がほほえましい。

左:ここにいるお客さんもスタッフも含めて絵になる~。
右:ラテアートはオーダーで。ココナッツアートのカフェラテは4ドル。
手作りクッキーにヌテラトースト♡

2017.05.11(木)
文・撮影=工藤まや