Magnificent View #1283
プンタ・アレーナス(チリ)
(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
プンタ・アレーナスは、人口10万人以上の都市としては世界最南に位置する街。
一年を通してアンデス山脈から冷たい風が吹き下ろし、南極から冷たい海水が流れるここは、決して快適な気候とは言いがたい。だが、1520年にマゼランが太平洋と大西洋を結ぶ海峡を世に紹介すると、海上交通の要衝となり、大いに発展した。
中世には世界各国の船が寄港したが、1914年にパナマ運河が開通して以降は、立ち寄る船も激減。街はふたたび、静かな港町となった。
そんな辺境の地がふたたび注目を浴びるようになったのは、近年になってからのこと。パタゴニア観光のハイライトであるパイネ国立公園の拠点として、現在は多くの観光客が訪れている。
街中で目にするのは、カラフルな屋根の家々と、その向こうに広がる真っ青なマゼラン海峡。強風にさらされながらも、美しい風景で訪れる人を楽しませている。
文=芹澤和美
