日本の美味が集まる東京は、やはり価格も立派、ため息がでる店が多いのも事実。
そこで狙うはランチ! リーズナブルな価格設定で充実の内容を供する良心店を訪れるべき!
まずは魅力の一端に触れて、次回は特別な夜を堪能してはいかが?
名物・かつおの藁焼きにノックアウト!
ぎんざ一二岐
最近の東銀座界隈は、若手料理人がしのぎを削る激戦区の様相。「ぎんざ一二岐」も、そんな活きのいいお店のひとつだ。
店主の吉澤定久さんが作るのは、伝統に則った日本料理だが、ゲストを楽しませるプレゼンテーションが実に巧み。割烹初心者から、食通まで、縦横無尽に楽しませてくれる。
ランチでも食べられる名物「かつおの藁焼き」は、高知から毎朝届く選りすぐりのかつおを使用。
エッジのピッと立った切り身は見るからに新鮮で透明感があり、皮目の香ばしさが食欲をそそる。
炙られたことで皮と身の間の脂の旨みがグンと際立ち、レアな身は肉のようにむっちりとして滋味深く――今まで知らなかったかつおのおいしさを発見できるはず。
ぎんざ一二岐 (ギンザイブキ)
住所 東京都中央区銀座2-14-6 第2松岡ビルB1
電話番号 03-6278-8110
営業時間 11:30~14:00(L.O.)、17:30~22:00(L.O.)
定休日 日。月祝の場合営業、月休
※夜はコース¥9450~。個室あり(利用料なし・4~6名)。ランチも予約が無難
2012.02.26(日)
text:Yuki Ito / Mei Hojo
photographs:Hiroaki Tamura / Tsutomu Hara