Magnificent View #1150
マンダレーヒル(ミャンマー)

(C)Albert Normandin / Masterfile / amanaimages

 ヤンゴンに次ぐミャンマー第二の都市、マンダレー。ビルマ最後の王都が置かれていたこの街には、19世紀中頃、数々の仏教建築が建てられた。

 なかでも多くの仏塔が集まる場所が、標高約236メートルの丘、マンダレーヒルだ。

 丘は全体が寺院となっている。参拝者はふもとにある入り口で靴を脱ぎ、階段を裸足で1時間ほど昇り、頂上を目指す。

 途中には多くの仏像や仏塔があるが、最も有名なものが、仏陀の像。巨木を彫り全体を金箔で覆った高さ約8メートルの像は、インパクト大。階段を昇るのは少々疲れるが、これらを眺めながらの参拝は、ちょっとしたピクニック気分だ。

 ここはマンダレー最大の聖地であるとともに、絶景スポットでもある。とくに夕暮れどき、頂上から眺める街は格別の美しさなのだそう。

Column

今日の絶景

この広い地球上には、まだまだ知られざる素晴らしい景色がある。思わず息を飲んでしまう雄大な自然、ミステリーにあふれた驚きの奇観、そして、人間の文明が刻んだ偉大な足跡……。ここに、選りすぐりの絶景をお届けします。さあ、ヴァーチャルな世界旅行へと出かけよう!

2016.11.23(水)
文=芹澤和美