CREA2016年11月号「のん 鎌倉の休日」の撮影の裏側をお届けします。
本名の能年玲奈から名前を改め、この秋、いよいよ本格的に再スタートを切った女優のんが、「CREA」2016年11月号に登場している。
7月に23歳となった彼女が元気な姿を見せているのは、9月初めに鎌倉の各所で撮影を行った大型企画「PEOPLE/のん 鎌倉の休日」。撮影を手がけたのは2015年、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞した注目のフォトグラファー、川島小鳥だ。彼が佐渡島に住む女の子を一年にわたって撮り続けた写真集『未来ちゃん』は、のんのお気に入りでもある。
誌面には、砂浜を裸足で歩き、木登りに挑み、こけしとマトリョーシカの店でおどける愛らしい様子が掲載され、インタビューでは「空白」の日々や現在の心境、思い描く将来像についても語っている。
今回は特別に、そのメイキングムービーを公開。砂浜での撮影風景や、猫と触れ合う様子、インタビューの一部など、彼女の「今」がギュッと詰まった3分半は、ファンならずとも必見だ。
また、冒頭の写真は誌面には掲載していないアザーカットからの一点。のんは大好物だというハンバーグに「おいしい!」とかぶりついているところ。撮影場所は、鎌倉市長谷にある老舗の洋食屋「CARO」。野菜やすじ肉を2週間以上じっくり煮込んだデミグラスソースが自慢の、地元の名店だ。アザーカットの公開は今後、第2弾、第3弾も予定している。
のんが声優として初主演したアニメーション映画『この世界の片隅に』は2016年11月12日(土)に全国公開となる。
のん
1993年7月13日生まれ。兵庫県の山間の町、神崎郡神河町で育つ。13歳のとき、雑誌「ニコラ」のモデルオーディションでグランプリに輝き、中学卒業後に上京。2013年、主演したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」が大ヒット。翌14年には映画『ホットロード』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。16年7月、芸名を本名の能年玲奈からのんに。
『この世界の片隅に』
昭和19年、18歳のすず(のん)は軍港の街・呉に嫁いでくる。こうの史代の名作を『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督が映画化。過酷な戦時下を、明るく活き活きと生きるすずの姿が感動を呼ぶ。繊細な映像表現とコトリンゴの音楽も見事に融合。
2016年11月12日全国公開
(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
http://konosekai.jp/
ブラウス 26,000円/オオシマ レイ(マチュピチュ)
マチュピチュ
電話番号 03-5459-3713
2016.10.07(金)
photograph=Kotori Kawashima
styling=Nobuko Ito
hair&make-up=Shie Kanno