「あまちゃん」の人気キャラ・ミズタクこと水口琢磨。アイドルのマネージャーで乙女座の彼は、なぜこんなにも愛されるのか。ドラマで彼が発した名台詞を抜粋し、そのひとたらしのテクニックを解析!
今回は「もっと泣くぞ」ほかの台詞を紹介。
【美寿々に】
「ごめんなさい。
ぼく年上じゃないと駄目なんです」(43話)
「独身? クリスマスの予定は?」と熟女・美寿々から熱視線を送られると、こう答え、期待感を煽った末、車を好きに使っていいと言ってもらえるほどに接近。結婚式場を仮押さえするほど、美寿々を夢中にさせてしまった。
【アキに】
「もっと泣くぞ」(126話)
苦闘の末、オーディションに受かったアキをギュッと抱きしめる。男泣きしていることに戸惑うアキを「うるさい」と制して、とどめのこのセリフ。自分の言動について、女に有無を言わせたくないときには、効果的かも?
【ユイに】
「僕はあきらめてないよ! 絶対いつかデビューさせる。
アキちゃんと2人でまた『潮騒のメモリー』歌ってもらうから。お座敷列車で。
いや、何なら満員電車で歌ってもらうからそん時は頼むよ」(109話)
ユイをデビューさせるはずだった芸能事務所を辞める決心をした水口。「男としてのけじめ」だと、東京に来るチャンスを失って田舎でふさいでいるユイに電話を入れる。それによって春子の信頼を勝ち取って、再就職に成功。
【アキに】
「東京は違うよ。怖いよ。
コンクリートジャングルの冷たさナメんなよ」(85話)
GMTの路上ライブをしようと提案するアキをたしなめるが、結局、路上ライブを実現させ、マネージャーとしてのがんばりを感じさせる。「コンクリートジャングル」という表現が微妙に古いが、素朴さが逆にいい?
あまちゃんメモリーズ
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2013.12.17(火)
木俣 冬=文
なかはら・ももた=マンガ