嵐山散策を彩る至福の名店
保津川の渓流で獲れる魚や地元野菜など、嵯峨野一帯はおいしい食材が盛りだくさん。食通の京都人も通う名店揃いの嵐山で“おいしい秋”を堪能しよう。
全国の食通がこぞって訪れる嵐山の名店
◆ 天ぷら 松
右:器の素晴らしさもこの店の魅力。手前は、魯山人の器に盛りつけた一品。アツアツのごはんにフカヒレと銀杏、焼松茸の香りが美味。奥は永楽の器に満月に見立てた小芋の揚げ饅頭雲丹のせ。秋のコース 17,000円より(松茸は時価)。
もとは天ぷら店だが、常連客の要望で様々な和食を出していくうちに今の料理スタイルに。息子の松野俊雄さんはフレンチの名店「ベージュ アラン・デュカス 東京」で働いた経験もあり、「季節の素材を活かしつつ、ひと味違ったものをと考えるようになった」と語る。10月中は名残の鱧をもずくで味わえるなど、着想が秀逸。
右:観光地から少し離れた桂川沿いの一軒家。店内のほとんどの席から、窓外の四季折々の景色を目にできる。
天ぷら 松
所在地 京都市右京区梅津大縄場町21-26
電話番号 075-881-9190
営業時間 12:00~13:30(L.O.)、17:30~19:30(L.O.)
定休日 水曜
席数 30席
料理 昼 10,000円~、夜 15,000円~
※カード利用不可
独創的な“見立て”の感性が光る注目店
◆ 嵐山 MITATE
オーナーシェフの見舘孝司さんが手がけるのは、京料理をベースにフレンチのテイストを融合させたオリジナルスタイル。温故知新をテーマに、コース構成もネーミングも一つの物語を感じさせる。うずら卵とクリームチーズの燻製を組み合わせて茸に見立てるなど、秋の叙情を盛り込んだ遊び心に、ときめくこと間違いなしだ。
右:ちりめんの風呂敷に包まれた重箱はなんとデザート後の小菓子! うさぎに見立てた饅頭、マカロンなど和洋のかわいい小菓子が盛りつけられている。
嵐山 MITATE
所在地 京都市右京区嵯峨天龍寺造路町33-25
電話番号 075-863-1551
営業時間 11:00~13:30(L.O.)、17:30~20:30(L.O.)
定休日 水
席数 40席
料理 昼 4,860円、夜 8,100円~(税込・サ別)
※カード利用可
昼は行列必至の嵐山名物、鯛茶漬け
◆ 鯛匠 HANANA
右:目抜き通りに面した和モダンな空間。
フレンチの料理人だった岡崎龍さんが店のオープンにあたり、料理長をまかされることになって考案した鯛茶漬けは今や、嵐山名物の一つとなっている。鯛は特製の胡麻だれをつけて刺身で、その後は茶漬けにしていただく。鯛の持ち味を生かしつつ、コクのある味わいが癖になる。丹波産のコシヒカリのご飯もおいしい。
鯛匠 HANANA
所在地 京都市右京区嵯峨天龍寺瀬戸川町26-1
電話番号 075-862-8771
営業時間 11:00~17:00(鯛が売り切れ次第終了)
定休日 不定休
席数 70席
http://www.hanana-kyoto.com
※カード利用可
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2016.10.07(金)
Text=Hiroko Nakano
Photographs=Mariko Taya、Hideya Katsura、Katsuhiko Mizuno、Hidehiko Mizuno
Map=Kenji Oguro