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本の話
葉室麟先生、村上豊先生……。天におられる先生方に助けられて 『地上の星』(村木 嵐)
歴史小説を書くようになって最初に買った本が吉川弘文館の『日本史総合年表』だった。たぶん歴史作家にとっては必携の書のひとつで、小さなテーブルで書くことの多い私…
2024/08/12
吉村昭の「話を引き出す力」の凄まじさ 『戦史の証言者たち』(吉村 昭)
人の話を聞く力が落ちている。しばしば、そうした声を耳にする。たしかに、マスメディアでインタビューの光景を見たり、記事を読んだりすると、質問が抽象的で、何を聞…
2024/08/11
【鄭成功がモデル】大作映画になりそうなスケールとリアリズム『海神の子』(川越 宗一)
『海神の子』、鄭成功をモデルとした大スペクタクルである。中国人の父と日本人の母の間に生まれた鄭成功がいかに生きたか。いや、いかに生きざるをえなかったか。 歴史…
2024/08/10
台湾からやってきたハードボイルド探偵「呉誠」は如何にして生まれたか? 『台北プライベートアイ』(紀蔚然)
台湾から、新しい名探偵の登場である。主人公の呉誠(ウーチェン)は大学で演劇学や英語を教える教師で、名の知られた劇作家でもあったが、妻に去られたこと、酒の席で…
2024/08/09
「けだもの以下」と吐き捨てられても…北条政子の悲哀と決断 『夜叉の都』(伊東 潤)
二〇二二年(令和四年)一月九日から十二月十八日まで、三谷幸喜さん脚本のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が放映され、たいへんな人気を博しました。本書『夜叉の…
2024/08/08
「エンパシー」を働かせる“範囲”倫理的問題を考える『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』
「他者の靴を履く」ために出た旅が、「足元にブランケットを敷いて民主主義を立ち上げる」で終わった。特に足へのフェチがあるわけでもないのだが、自分がよく使って来た…
2024/08/07
額縁の中の、ここではないどこか『凍る草原に絵は溶ける』(天城 光琴)
人はなぜ本を読むのか。人はなぜ絵画や映画、演劇を鑑賞するのか。本作にはこうある。「人々が生き絵を作るようになったのも、精霊が我々の世界を覗いているように、自…
2024/08/06
精神科医と患者の対話『うつを生きる 精神科医と患者の対話』(内田 舞、浜田 宏一)
私は現在ハーバード大学医学部アソシエイトプロフェッサー、またマサチューセッツ総合病院の小児うつ病センター長という立場で、小児精神科医として精神疾患をもつ子ど…
2024/08/02
世界に誇れる日本人の肖像『藤原正彦の代表的日本人』
内村鑑三は日清戦争の始まった明治二十七年(一八九四年)、『代表的日本人』を英語で著した。日本が欧米列強に肩を並べようと近代化に邁進していた明治時代、西洋人が…
2024/08/01
ビジネスパーソンの課題は宗教と経営理論で解決できる! 『宗教を学べば経営がわかる』
本書を手に取った方の中には、表紙のタイトルを見て不思議に思った方もいるだろう。「なぜ、宗教を学べば経営がわかるのか?」と。 しかし、これこそが本書の狙いなの…
2024/07/30
祝・阿部智里「八咫烏シリーズ」アニメ化! 『黄金の烏』序章&第1章を全文無料公開
累計200万部突破&第9回吉川英治文庫賞を受賞した「八咫烏シリーズ」を原作としたNHKアニメ『烏は主を選ばない』。第14話「禁断の薬」から、本シリーズの第3巻…
2024/07/27
『精選女性随筆集 中里恒子 野上彌生子』漱石を師と仰ぎ約100年もの年月をかけて自らの文学を完成させた長寿作家
九十九歳十一ヶ月でこの世を去った野上彌生子(一八八五~一九八五)は、日本近代文学史上、稀にみる長命の女性作家である。ただ長く生きただけではない。近代から現代…
2024/07/26
『精選女性随筆集 中里恒子 野上彌生子』年を重ねた男女の恋を独自の視点で描き切った、女性作家の文学的境地
川端康成や小林秀雄、白洲正子らにあつい信頼を寄せられていた京都の古美術商・柳孝は、中里恒子の魅力について、比類ない端的なことばで表現している。曰く、「眼すじ…
2024/07/25
スティーヴン・キング『死者は噓をつかない』デビュー半世紀! ホラーの帝王の衰えを知らない名人芸
アメリカの、いや世界の「ホラーの帝王」スティーヴン・キングは、一九四七年九月二十一日生まれであり、現時点で七十六歳である。もう高齢と言っていい齢であり、一九…
2024/07/24
『高峰秀子の引き出し』生きていたら百歳――天上から聞こえてくる高峰秀子の言葉とため息
生きていたら、高峰は百歳になる。 それが今年、二〇二四年である。 各方面にご協力をお願いしながら、片手にも足りない数のメンバーで会議をし、手紙を書き、メール…
2024/07/23
「夜の言葉」を書く人 『ここじゃない世界に行きたかった』(塩谷 舞)
年の瀬に自著『スマホ時代の哲学』に関するトークイベントを終え、新幹線で京都へと帰っているとき、塩谷舞さんからLINEがきた。『ここじゃない世界に行きたかった…
2024/07/22
尾崎世界観『転の声』より 冒頭のシーンを無料公開 『転の声』(尾崎 世界観)
ロックバンド「クリープハイプ」の尾崎世界観さんの新刊『転の声』が、7月11日いよいよ発売されました。『母影』以来、3年半ぶりとなる待望の小説単行本3冊目です。…
2024/07/21
魏の始祖、曹操に見いだされた名将、名臣たちを描く『三国志名臣列伝 魏篇』(宮城谷 昌光)
宮城谷昌光氏の『三国志』は全十二巻で、まさに超大作である。これは宮城谷氏にとっても格別な作品だったに違いなく、自作について解説風なことを語るのがきわめて少な…
2024/07/20
『宮本武蔵』『蟬しぐれ』に続く歴史青春小説の系譜に位置する『剣樹抄 インヘルノの章』(冲方 丁)
歴史時代小説には、吉川英治『宮本武蔵』、藤沢周平『蝉しぐれ』、宮本昌孝『剣豪将軍義輝』、葉室麟『あおなり道場始末』など、剣の修行を通して成長する若者を描く青…
2024/07/19
欲望と競争に翻弄される我々に葉室麟が教えてくれる「人間が幸福になる方法」『峠しぐれ』(葉室 麟)
『大菩薩峠』を書いた中里介山は随筆「『峠』という字」の中で、「峠」は日本で作られた漢字「国字」であり、本来の漢字なら「嶺」だが、これは「山の最頂上では無く、領…
2024/07/18
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2024.6.8
CREA Traveller 2024 Vol.2 記事にお詫びと訂正がございます
2024.4.15
CREA2024年春号の記事にて お詫びと訂正がございます
2024.3.13