村山由佳さんの最新刊『PRIZE―プライズ―』が2025年1月8日(水)に発売となります。本作は“人気作家”が主人公のお仕事小説……ですが、一筋縄ではいかないスリリングな作品です。文学賞という栄誉を貪欲に追い求める作家の、底知れない欲望のエネルギーに満ちた一冊。

 本作の刊行に際し、「オール讀物」での連載時から愛読してくださっていた作家の方々から推薦文を頂戴しました! 本稿では島本理生さん、千早茜さん、額賀澪さんのコメントを紹介いたします。


島本理生さん

出版業界、文学賞、作家のリアルが巧みにさらけ出されていて、最高に面白い。

千早茜さん

物語を書くことを生業としている自分にとって、創作物のなかの「小説家」はどこか架空の生物めいていて、だからこそおもしろく読んだり眺めたりできるのだが、この作品はリアルに肝が冷えた。ひとごとではない。

額賀澪さん

「これは私達の物語」なんて気安く言うのはよくない。でも、間違いなく出版業界で奮闘する私達の物語だった。本を作る人、本に携わる人、本を愛する人、すべての人がこの物語の当事者で、だからこそ中毒者になるに違いない。

PRIZE―プライズ―

定価 2,200円(税込)
文藝春秋
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2025.01.08(水)