柳川藩主立花邸 御花。 百畳の大広間にて。畳を上げた敷舞台で能楽を行ったり、結婚式の披露宴会場になることも。平時は、子どもがかけまわったり、お昼寝する人もいるのだそう。「価値はあるけど”腫れ物”ではない。馴染みがあるほうが大事にする意識も生まれるんだと思います」と代表。ここは幸せな空気に包まれている。 御花は、明治時代に迎賓館として建てられた西洋館と一家の屋敷を含む和館が連なる近代和風建築が見事に融合している。 16代立花和雄さんと文子さん夫妻。 柳川の風習である伝統的な縁起物「さげもん」も見事。フォトウエディングでも使用されることが多く地域の人々の「家族の物語」も詰まっている。 客室は全20室。異なる8タイプの部屋があり、こちらは特別室の“黒松”。フリッツ・ハンセンの椅子が配された縁側からは、ライトアップされた幻想的な夜の庭も見どころ。 中庭のような空間が美しい贅沢なバスルーム。ゆったりとした丸いヒバ風呂でくつろぐ時間は格別。