新発見の「蕪に双鶏図」。若冲の数少ない最初期の着色画。 作風や印章から制作年代を判定。「若冲」の署名は、後に書き加えられた可能性も。 蕪と鶏の組み合わせは珍しい。 土から少しだけ顔を出す蕪。病葉(わくらば)は後の作品にもよく見られる。 雄鶏の首の後ろ部分は白い絵の具が剥落しているが、描写の細かさがよく分かる。