色とりどりの花が咲き、若葉が美しい季節となりました。和菓子の世界では、春は盛りをすぎて、徐々に初夏を迎えようとしています。菓寮では冷たいメニューが登場し、スパイシーなきんとんも。

 またひとつ季節を重ねた「とらや」の初夏をお届けします。


とらやの餡をひんやり味わう

 4月からは、早くも菓寮に「冷やし小倉汁粉」が登場します。とらやでは菓子に合わせて専用の餡を作っています。こちらの小倉汁粉は、小豆の粒を別に炊くことで、小豆の食感や風味を楽しむことができるのです。

 また、4月20日(月)までは焼き餅がのった温かいお汁粉を提供しています。

 冬の温かいお汁粉にのる焼き餅は香ばしさが魅力で、夏の冷し汁粉にのる、毎朝白玉粉を練って作る白玉はつるんとした口当たり。どちらももっちりとした食感で、たっぷり入った小倉餡と引き立て合います。

 甘みは和三盆糖。すっきりとした甘さが品よく広がり、飽きることなく最後まで味わえます。お汁粉に入れられた大きな氷が冷たさを保ち、目からも涼を味わわせてくれるでしょう。

 添えられた塩昆布と一緒にいただけば、止まらないおいしさ! 暑い季節にぜひどうぞ。

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