二人が考える、ドラマを表す3つのキーワードは?
――今作を表す3つのキーワードを挙げるとしたら?
アン・ボヒョン (ジュビンのほうを見て)何と言えばいいでしょうか……。
イ・ジュビン 「癒し」「情熱」、そして「マカロン」です! ジェギュもボムも、硬い殻に包まれていて一見すると簡単には崩れそうにないけれど、ひと口かじると中は柔らかくて甘い、まるでマカロンのような人物だからです。
アン・ボヒョン なるほど。「マカロン」は、このドラマの中でも重要なキーアイテムですよね。
イ・ジュビン 「癒し」を選んだのは、今作は「癒し」や「困難を乗り越えること」が大きなテーマとなっていて、心や魂をゆっくり休ませたいときに、そっと寄り添ってくれる作品だと思ったからです。劇中の人間関係そのものが、視聴者の皆さんにとって癒しになればいいな、という思いを込めました。
――「情熱」を選んだ理由は?
イ・ジュビン 登場人物それぞれが、自分なりのやり方で目標に向かってひたむきに進んでいますし、自分で選んだ道に強い思いを持っている。その点で「情熱」もまた、このドラマの本質を表す大切なキーワードだと思いました。ボムも、ジェギュに負けないくらい熱いものを秘めているんですよ。
――ちなみに、お二人が「癒されたい」「ストレスを発散したい」という時に食べたくなるものはなんですか? 「癒されたい」時におすすめの食べ物があれば教えてください。
イ・ジュビン 私は食べることでストレスを解消するタイプではありませんが、疲れた時には、チョコレートの入ったデザートをよく食べます。そして、最近はやっぱり「マカロン」をよく食べますね。
アン・ボヒョン マカロンおすすめですよ。僕は……「(日本語で)ラーメンが大好き」です。
――最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。
イ・ジュビン 台本を読み、撮影を重ねる中で感じたのは、この作品は衝撃的な事件を描いたり、観ていて精神的に疲れてしまったりするようなドラマではない、ということです。二人の俳優が、泣いたり笑ったりしながら全力で楽しんで物語を紡いでいるので、肩の力を抜いて、笑いながら観ていただけたら嬉しいです。
アン・ボヒョン 美しい自然の中にある田舎の学校を舞台にした温かな作品です。明るくて甘いエピソードがたくさん詰まっていますのでぜひご期待ください。
アン・ボヒョン
1988年5月16日生まれ。2015年MBC 「最高の恋人」でドラマデビュー。2020年1月から放送されたJTBCドラマ 「梨泰院クラス」は日本でも話題に。同年に「百想芸術大賞」新人演技賞にノミネート。さらに「2020 MBC 演技大賞」では男性新人賞を受賞。最近の出演作にドラマ「財閥X刑事」(2024年)、映画『悪魔が引っ越してきた』などがある。
イ・ジュビン
1989年9月18日生まれ。2017年SBS「耳打ち~愛の言葉~」でドラマデビュー。そのほかの出演作にドラマ「ミスター・サンシャイン」(2018年)や「恋愛体質~30歳になれば大丈夫」(2019年)、「先輩、その口紅塗らないで」(2021年)「ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え」(2022年)など。最近の出演作にドラマ「涙の女王」(2024年)、「離婚保険」(2025年)がある。
『スプリング・フィーバー』
2026年1月5日(月)より独占配信 毎週月・火に1話ずつ配信
エピソード数:全12話
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- staff
- 文=酒井美絵子










