ケージの中を30度くらいにするんですけど、温度を調整できるサーモスタットが何より必要ですよね。僕、最初は衣装ケースで飼育してたんですけど、床材はもちろん、その下に敷くホットカーペット的なものも必要です。まだおらん状態でいろいろと試したり、YouTubeで飼い方を見たりしながら、あとは迎え入れるだけの状態にできるまで数ヶ月はかかりました。その分、だいぶ詳しくなれたのはよかったですけどね。
調べたら、ここ数年でカメの飼育に必要な知識が広まってるみたいです。餌とかも今はいろんなものが開発されてるんですけど、昔は種類がなくて飼育が難しかったらしくて。リクガメは繊維や水分が足りないと尿路結石で死んでしまうこともあるらしいので、食べるものにも気を使ってます。どんでんは最初のあんまり餌を食べてない時期にトマトを与えてたんですよ。それでうまいもんが好きになってしまって。あまりにも食べへん時はそういううまいものにカルシウムを混ぜたりして、栄養価を高めてます。
どんでんときーやん、名前の由来は?
――基本的にはどんなものを食べるんですか?
ベーシックやとされているのは、小松菜とチンゲンサイ。手に入れやすいというのもあるんでしょうね。僕はそれにプラスして、サニーレタスとかもたまにあげてます。ただ、栄養価の面で野菜は野草に勝てないので、メルカリで育ててる人から野草を購入して与えてます。楽しいですよ、献立を考えるのは。人工飼料(ペレット)もどんどん開発されているので、調べるのも楽しいですね。
きーやんはそれまでにいたペットショップのお世話がよかったのか、なんでも食べます。口も大きいので。葉っぱの下においしい人工飼料を置いておくと葉っぱごとがっつりと食べますね。けど、どんでんはほんまにうまいもんだけをつまんで食べるというか。口が小さいのもあるんですけど、かなり選り好みしますね。食事は1日1回。与えるのは甲羅のサイズくらいと言われているので、多くはないです。あとは2頭分の水を入れて……っていうくらいですかね。
――ちなみに、2頭の名前の由来は?
どんでんは大好きな阪神タイガースの岡田(彰布)監督にちなんで名付けました。大学時代のあだながそうやったらしくて、配信で「名前がまだ決まってない」と話したら、見てくれていたファンの方が「どんでんがいいんじゃないですか」と言ってくれて。それ、ええなぁと思って決めました。
きーやんは好きなミュージシャンから。The Rolling Stonesのキース・リチャーズっていう人がいつもヒョウ柄の服を着てギターを弾いてるんです。きーやんがオスかメスかはもっと大きくならんとわからないんですけど、オスっぽいし、キースをもじって。好きなブランドがKi-Yan Stuzioっていうのもあって、そう名付けましたね。
――2頭はどうやって飼育してるんですか?










