基本的にはダメ人間です(笑)
――2017年に俳優デビューされてから8年になります。寛一郎さんにとって、お芝居とはどのようなものですか。
僕は自分のことを自分の言葉で語るのが得意ではないので、芝居に救われていると感じることが多々あります。たとえば、芝居を通じて、自分が普段言えないことや感じていることを世の中に発信できたり。
これは少し傲慢に聞こえるかもしれませんが、俳優という仕事は、自分の感性や意見を、役を通じて表現できる稀有な仕事なのではないかと考えることもあります。
――ストイックにお芝居に向き合っておられるのですね。たまにはご自身を甘やかすこともありますか?
自分に甘い人間なので、甘やかしてばかりです。仕事がない時は、一歩も家から出ずに、Uber Eatsで食事をデリバリーして、一日中ダラダラ過ごすこともあるくらい。
仕事が入っている時は、もちろん毎日現場に行きますが、基本的には一人でダラダラするのが好きなダメ人間です(笑)。
――そんなふうには見えません。本作では健流が自分自身のルーティーンとしてジョギングをするシーンがありましたが、寛一郎さんも健流のようにジムやジョギングで汗を流して気分転換されるタイプかと思っておりました。
実は僕、走るのが苦手で。あのシーンは苦労しました。
ただ、散歩は好きで、時間があればあちこち歩き回っているんです。セリフも歩きながらのほうが覚えられるので、気分転換も兼ねてよく散歩には出かけています。
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- staff
- 文=相澤洋美
写真=平松市聖
ヘアメイク=Taro Yoshida(W)
スタイリスト=石井大
ジャケット¥75,900、パンツ¥59,400 (共にアルテリア/イーライト)、その他スタイリスト私物 - INTERVIEWEE
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寛一郎
