健流が選んだ“生のかたち”とは
――結末は、健流にとってのハッピーエンドでもある?
どうでしょう。そこは竹馬監督ともかなり話し合った部分です。ただ、僕としては、健流がより生きやすい世界に軸足を移したという意味で、ネガティブだけの選択ではなかったのではないかと思っています。
健流が選んだ“生のかたち”を、ぜひ劇場で確かめていただければと思います。
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映画『そこにきみはいて』
監督・脚本:竹馬靖具
出演:福地桃子、寛一郎、中川龍太郎ほか
原案:中川龍太郎
配給:日活
©「そこにきみはいて」製作委員会
2025年11月28日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか 全国順次公開
https://sokokimi.lespros.co.jp/
寛一郎(かんいちろう)
1996年8月16日生まれ。東京都出身。2017年に俳優デビュー。映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第27回日本映画批評家大賞 新人男優賞、翌2018年には『菊とギロチン』で第92回キネマ旬報ベストテン 新人男優賞など多数受賞。主な出演作に映画『心が叫びたがってるんだ。』、『せかいのおきく』、『首』、『ナミビアの砂漠』、『爆弾』、主演映画『プロミスト・ランド』、『シサㇺ』、ドラマ『グランメゾン東京』、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』など。公開待機作として、『ラストマン-FIRST LOVE-』『恒星の向こう側』『たしかにあった幻』がある。
