僕の淹れるコーヒーはすごくおいしいらしい
――カフェには、おひとりで行かれることが多いですか?
基本は1人ですが、配偶者ともよく行きますよ。実は配偶者がコーヒーを飲むようになったのは、僕と暮らし始めてから。まだ一緒に暮らして2年ほどですが、すでにコーヒーのオーダーが玄人じみてきました。アナエロビックナチュラルっていう精製方法があるんですけど、メニューを見ながら「とりあえずアナエロにしよっかな」って。これはすごいことだぞ……と驚いています。たぶん、僕が家で淹れるコーヒーがおいしかったってことだと思うんですよね(笑)。相方(楢原真樹さん)なんて缶コーヒーすら飲めなかったのに、僕の影響で今やコーヒー好きですもん。
――間違いなく出井さんの影響だと思います。家ではどんな豆や道具を愛用していますか?
今日、ご紹介するために最近出張先で買った熊本の「Gluck Coffee Spot」と「Coffeedot」、北海道の「Brew it by NODE」の豆を持ってきました。浅煎りが好みですが、その日の気分で豆も淹れ方も変えながら楽しんでいます。これは家にあるほんの一部。自宅の棚にはたくさん豆をストックしています。
 最近手に入れたのは、「パラゴン」という道具。コーヒーは熱の反応で味が出るのですが、抽出後の空気との温度差で香りが飛んでしまうらしいんですよ。そこで開発されたのがこのパラゴンで、冷やした金属の球(アイスロック)にドリップしたコーヒーを当てることで、これまで揮発していたフレーバーの40%ほどを液体にとどめておくことができるらしいんです。
 
 
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- 文=藤井そのこ 
 撮影=平松市聖
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