ナシカンダーの歴史に人生を重ねるまるちゃん
さて、「ゼロツー」という店名から、カレー好きの方ならピンときた方も多いのでは。大阪の間借りカレー店からスタートし、現在は、東京・三田の人気店として知られる南インド料理店「ゼロワンカレーA.o.D」(以下ゼロワン)を。
ゼロワンオーナーの立田侑志さん(通称まるちゃん)がインドへの料理研究旅の途中で、偶然立ち寄ったマレーシアのカレー文化に魅了され、2店舗目として新たにオープンしたのが「ゼロツー」なのです。
「インドのカレーとナシカンダーのカレーには、別のおいしさがある。もしかしたらナシカンダーのほうが日本人は食べやすいかもしれません」とまるちゃん。
そして、「マレーシアに渡ってきたインド移民が、金もない、コネもない、店もないという状態から、料理の腕だけで勝負して作り上げたナシカンダー。この歴史にロマンを感じます」と。
もうひとつ「ゼロツー」でおすすめなのが持ち帰り。注文すると、料理がバナナの葉っぱに包まれて弁当箱にイン。
家に着くころには、ご飯とカレーが一体化して、さらにバナナのトロピカルな香りをまとい、おいしさがアップしているのです!
料理はすべてイスラム教徒の方も安心して食べられるハラル対応。ベジタリアン・ナシカンダーも用意されていて、誰もが楽しめる店です。マレーシアのカレー文化をぜひご体験あれ。
文=古川 音(マレーシアごはんの会) 撮影=新田知沙

