寝食を忘れて研究に没頭

 ジュー研の活動はほぼ毎日行われました。

 23時頃ファミレスに集合して、最初の1時間で食事を済ませ、あとはひたすらジュースの研究に没頭。

 一杯の傑作を生むまでには駄作の山で、完成まで20日かかったことも。

 そして、どんなにまずいジュースができても残さず飲み干し、試作と改良を重ね、完成したレシピを大学ノートにイラスト入りで残していきました。

 気持ち的には白衣を着て、グラスは試験管のつもりでした(笑)。酒も飲まず、夢中でやってますから頭も冴えたままだし、ディスカッションも白熱して、気付いたら朝だったなんてこともざらでしたね。

 驚くことに、そんな生活が10年近く続いて、研究成果をまとめたノートも6冊ぐらいまでいきました。

 当時はラジオでジュー研のことをよく話していたので、書籍化の話まで出たりもしたんですが、「我々はやり切った」という思いから解散(笑)。

  「これ以上続けても、飲料会社の開発室に顧問として雇われる以外、道はない」と、ノートだけ残して活動を終えました。

ジュー研認定 ~中級篇~
カルピス烏龍緑

カルピスと烏龍茶の黄金比は6:4。これにクラッシュアイスを浮かべて緑茶を垂らすと、翡翠のアクセサリーみたいで美しい。

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CREA 2020年6・7月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。